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あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2013/08/30共感を呼ぶ『自分物語』をつくる


こんにちは、樺木宏です。

さて、自分の出版のネタ、及びビジネスのネタを強めるには、

「共感を呼ぶ『自分物語』をつくる」事が有効です。


例えば、ハリウッド映画。

よくよく考えると、皆ワンパターンです。

「日常→危機→成功」というパターンですね。

このV字回復のシナリオが、感情を刺激し、記憶に定着するのですね。


なぜかと言うと、脳の構造は、物語に反応しやすいのです。

人間の脳は、爬虫類の脳、ほ乳類の脳、人間の脳、の3層構造、というのは有名です。

合理的な理論は、一番外側の「人間の脳」を刺激しますが、

物語は感情、つまりその内側の「ほ乳類の脳」を刺激する、と言われています。

だから強いインパクトを与え、印象に残りやすいのです。


なお、V字の前後で落差が激しいほど効果的です。

だから逆境は弱みなどではなく、実は「強み」なのですね。

ビジネス書でも、ベストセラー著者はこのあたりが実に上手な人が多い。

自分自身の逆境のエピソードや、いかに自分がダメな人間だったかなど、

包み隠さずアピールしています。

でもその後で、急上昇し成功エピソードが続きます。

こうする事で、落差が生まれ、効果的にインパクトを与えているのですね。

共感を呼ぶ『自分物語』をつくりましょう。

V字回復のシナリオです。

さらにご自身の弱みを上手く活用すれば、さらに強い印象を与える事ができますよ。

 

2013/08/14あなたの『一時情報』に価値がある


こんにちは、樺木宏です。


さて、今日の記事は一時情報がテーマ。

一時情報とは、「自分自身で経験したこと」や「実際に行動したこと」、

そして「その結果得られた考え方」

です。


平たく言えば、誰かから聞いたり本で読んだりした事ではなく、

自分のアタマで感じた事、考えた事、になります。

この一時情報が、商業出版ではとても大切です。


なぜなら、極論すれば、10冊も読めばその分野の本は書けてしまうからです。

企画をつくり、本を書くという事のハードル自体は、その程度のもの。

しかしそれではオリジナリティがないので、よほどの幸運が無い限り、企画は通りません。


本当に価値があるのは、「あなたが直接経験したこと」や「あなたの行動の積み重ね」

そして「あなた自身のオリジナルの考え方」

なのです。


でも残念なことに、初めて本を書こうとする人の多くの企画が、

どこかから聞いてきたような内容に終始しています。

これでは差別化できませんね。


なぜこうした傾向があるのか、いろいろと考えてきたのですが、

自分の経験、行動に「自信を持っていない」方が多い、ということなのだと思います。

あなたのコンテンツは世の中に出して、何十万人もの支持を受けるに値する価値があります。

私はそう確信して支援していますし、あなたもそれを再確認するところからスタートしましょう。

そして、企画概要や目次の中で、その独自性を遠慮なく押し出して行きましょう。


そういう意味では、類書を読むという事は、

「まだ自分の意見を誰も言ってないかチェックする」

という面もあるのですね

くれぐれも、そこで読んだ内容に引っ張られてしまわないようにしましょう。


今日のまとめです。

本当に価値があるのは、あなた自身の経験と考え方です。

それを遠慮なく押し出しましょう。

そのことが、企画の付加価値となり、採用を引き寄せます。

 

2013/08/07書きたい事を、そのまま企画にしてはいけない理由

こんにちは、樺木宏です。

さて、あなたが自分が書きたいと思った事を、そのまま企画のアイデアとして採用するのは、

ちょっと待ったほうが良いです。

なぜかと言うと、多くの人が強みに気付いていないから。

才能の定義は、「無意識に高いパフォーマンスを何度も再現できること」

という話もあるくらいなので、自分では気づきにくいのです。

でも、商業出版で売れる、「書くべきテーマ」は間違いなくその中にこそあります。


ではどうするかということなのですが、

まず多く書き出してみる事です。

いわば、自分の棚卸しですね。

経歴、実績、思い入れ、ノウハウ、エピソード、などなど、

頭で考えるだけでなく、書き出して脳の外にいったん出すことが大切です。

これを外在化といいますが、考えるのと、書いてあるものを見るのとでは脳への刺激が

まったく異なるのです。

ここは面倒くさがる人も多いのですが、飛ばすとどうしても独自性が薄い企画になりがちです。


また、自分で書き出すだけでなく、周りの人に聞いてみるのも良いでしょう。

自分とってはあたり前なのに、何人からか「凄いね」と言われたり、

何でこんな事で褒めるのかな?と思ったら、

それは強みである可能性が高いです。


さらには、自分の強みを組み合わせてみる事も検討しましょう。

例えば

・マンガ×介護

・弁護士スキル×謝罪

・ドラッカー×ワンピース

・就業規則×面白さ

などなどです。

この組み合わせはいずれも、実際に商業出版が決まったもの。

こうした組み合わせが核となって、自分の強みを活かした企画になるのです。

単体では難しくとも、組み合わせる事で強くなる可能性があるのですね。

自分の書きたいことを、掘り下げてみましょう。

その為には有効な方法が多くありますので、実際に行動に移し、書き出してみることが大切です。

気づかなかった強みが見えてくるきっかけになりますよ。

 

2013/07/18自分の仕事は出版ネタに直結しない、という勘違い

こんにちは、樺木宏です。


"本を出そうと思うが、なかなかネタが見つからない"

とは、良く聞く話ですね。

実際、仕事の種類によっては、本になりやすいネタと、そうでないネタがあります。

日頃から知識でお客の問題解決をしている職種、例えば士業、コンサルタントなどは、

そのまま本になりやすいのは事実です。


一方、モノを販売している職種、例えば、製造業や小売業では、出版しずらいともいわれていま
す。

もしこういう事業を営んでいた場合は、出版は難しいのでしょうか?


これは「企画力次第でなんとかなる」のです。

というのは、確かにモノをつくること、売ることそのものは出版ネタにしずらいですが、

「世の中に提供する価値」には可能性があるからです。


例えば、タニタ。

ご存知のように、タニタと言えば、家庭用・業務用計量器を製造・販売するメーカー。

とても出版向きとは思えません。

しかし現実には、2012年上半期で1番売れた本と言えば、「体脂肪計タニタの社員食堂 」です。

続刊併せて500万部売れたともいわれています。


あるいは、株式会社良品計画。

もともと無印良品は、西友のプライベートブランドとして食料品の販売からスタートしています。

ですが出版した本、「無印良品で覚える収納のコツ」はたちまち重版がかかるほど売れました。


このように、一見出版向きではない業種、職種でも、企画次第で出版は十分可能ですし、

ベストセラーにもなるのです。


そこで大切なのは、

"サービスそのものではなく、提供している「価値」に焦点を当てる"

ということ。

読者が求めているのは自分の問題解決ですから、モノそのものではなく、

そのモノがどんな悩みを解決しているのか?

という視点が大切です。


もし自分のビジネスは出版向きではない、という人がいたら、参考にしてみて下さいね。

 

2013/06/13想いがあればノウハウはいらない!?

こんにちは、樺木宏です。

 

いささか極論ではありますが、「困っている"この人"を助けたい」という強い想いがあれば、

さほどノウハウは重要ではない、と私は考えています。


例えば、目の前にあなたが気にかけている人がいて、何かで悩んでいて、真剣に相談を持ちかけられたらどうでしょうか。

しかもそれがあなたの専門分野で解決できることだったら?

アドバイスが、言葉になって次々と出てくるでしょう。

間違っても、

・そこで何を話そうか詰まってしまい言葉が全然出てこなかったり

・アドバイスを他の忙しいことにかまけて後回しにしたり

・その人の悩みとはズレた内容を言ってしまったり、関係ないことを多く話したり

・自分のノウハウだけに意識が行って、受け手の事を考えていなかったり

というような事は無いはずですね。

これは、「その人を自分のノウハウで助けよう」という想いさえあれば、自然と質の高いコンテンツが出てくる、と言う事です。

なぜなら、そのために必要なものは全て、プロであるあなたの中にすでにあるからです。

まず想いがありき、そしてノウハウ。

この順番を間違えなければ、出版企画も執筆も、飛躍的に進歩します。

自分の中に隠された、コンテンツに気づいて下さいね。

 

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