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あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2014/02/04自分の強みは本当に気づきにくい

こんにちは、樺木宏です。


さて、過去何度か記事に書いているのですが、自分の強みには、本当に気づきにくいものです。

先日も、ユニークなノウハウをお持ちの方とお会いしたのですが、

案の定、企画のテーマに迷われている様子。

実は、私が初めて本を出すという人にお会いすると、9割以上の方がみなそうです。

でも、これはある意味当たり前。

なぜかと言うと、持っている知識やノウハウは、何か問題があれば反射的に出てきますが、

体系化出来ているかどうかとは、また別の話だからです。

相談を受けて、それに対応した問題解決が出来る能力と、

全く白紙の状態で、ノウハウを書き出せる能力は別なのですね。


またそもそも、自分の専門分野ではいつも高いパフォーマンスを発揮できているので、

わざわざそんな事を書かなくても、常識なのでは?と思ってしまい、

それが凄いという事に気がついていない事もしばしば。

なので、自分の強みに気づかないというのは、当たり前なのです。


ではどうするか?、という事なのですが、

著者のプロフィールをたくさん見る、というのはお勧めの方法です。

自分と似たような経歴、自分と似たようなノウハウを持った人が、

どんなテーマの本を書いているか?という視点で、

著者のプロフィールを沢山見ていくのです。

そうすると、

「こんなあたり前の事でも本になるのか」とか、

「自分にもこの内容なら書ける」などの、印象を持つと思います。

それがヒントなのですね。


大切なのはそこで終わらせず、「では自分なら、どんな本が書けるか?」

という問いを自分に投げ掛ける事。

あたり前すぎて気づかなかった盲点に気づければ、

あなたの強みが見えてきます。

強みが見えてくれば、あなたの出版すべきテーマも決まります。

ぜひ、それを見つけて下さいね。

 

2014/01/30出版企画が通りやすい人に共通する「自己開示力」とは?

こんにちは、樺木宏です。


今日の記事タイトル、これから本を出したい人、出し続けたい人は、当然気になる所ですよね。

出版企画が通りやすい人、というのは確かにいます。


あなたは何が要因だと思いますか?

知名度があるから?

実績がすごいから?


私がこの3年で80冊以上の商業出版を支援して確信するのは、そのどちらでも無い、と言う事です。

知名度がある有名著者でも、企画が通らない人は大勢います。

実績がすごくても、なかなか本を出せない人もいます。


それ以前に大切なのは「自己開示」なのです。

というのも、出版企画を考えるというのは、ある意味自分の半生をさらけ出す、という側面があるから。

そして重要なことは、「強みは弱みの中にあることが多い」という事実です。

つまり、ここで躊躇してしまうと、自分のせっかくの強みを企画に活かせないのですね。


例えば、かつてとても貧乏だったが、今は成功している人がいるとします。

その人が、過去を隠してしまうと、「ただの成功者」です。

そんな人は世の中に大勢いるので、他の著者と差別化されません。

ということは、企画もユニークなものになりずらいので、なかなか通りません。

しかし、「貧乏のどん底から這い上がった成功者」ならどうでしょうか?

インパクトが格段に違いますね。

「そんなに低いところから這い上がった人の言うことなら、すごい内容なのでは」

という出版社の期待も高まりますし、

「そんな状態からでも成功できるのなら、自分にも出来そうだ」

という読者のメリットにも直結します。


このように、あえて弱みを自己開示することは、著者にとってとても大切なこと。

そして、本を出しやすい人に共通する特徴でもあるのですね。

あなたの自己開示力はどうでしょうか?

 

2014/01/28コンプレックスは著者としての"財産"に変わる

 

こんにちは、樺木宏です。

さて、私などは常識だと思っているのですが、お話すると驚かれることの1つに、

"弱みは強みに変わる"

というのがあります。


例えば、事業で成功している人がいるとします。

もしその人の経歴が、

a)裕福な家庭に生まれ育ち、東大を出て、順調に成功している

b)裕福とはいえない家庭で育ち、中卒で、苦労の末今の成功をつかんだ

のいづれかだったら、どちらの人から話を聞きたいでしょうか?


そう、答えは後者ですね。

今の成功と、過去の逆境の落差。

そこに、人は引きつけられます。

その落差が大きければ大きいほど、人は共感し、説得力も感じるものなのです。


ですが、著者の側に目を転じると、そのあたりを逆に考えている人が多い。

自分の弱いところには触れず、強みばかりを探してしまうのですね。

もちろん、突き抜けた成功をしているのであれば、それだけでもインパクトはあります。

ですが、ほとんどの人はそこまで強みを持っていないわけです。

なのに強みだけを見せようとしてしまうと、結果、今と過去に落差がなく、

編集者や読者にに平坦な印象を与えてしまいます。

これはとても残念なことです。


つい自分のコンプレックスなどは隠したくなるのが人情なのですが、

実際は、攻めの武器になる。

この事を知っているだけで、あなたの著者としての説得力が高まります。

商業出版の企画にそれを盛り込めば、一気に突き抜けたギャップを生む事も可能です。

ぜひ、コンプレックスとなるほどの弱みは、"著者としての財産"だと思って、

見直して見て下さいね。

 

2014/01/16あなたの"著者ポテンシャル"を引き出すコツとは

こんにちは、樺木宏です。

今回は、あなたの力を余す所無く、コンテンツで発揮する為のコツ

についてお伝えします。


結論から言えば、「相手に貢献することにフォーカスする」

という事になります。

これが、「自分がどうしたいのか?」ではなく、

「相手」つまり情報の受け手である読者を優先させている点がキモです。

「自分」ではなく、「読者への貢献」に焦点を当てる事で、

得られるメリットは計り知れません。


具体的には、

・読者像と、その悩み・欲求が明確になる

・その読者を救う、問題解決方法が何か分かる

・その問題解決を軸として、切り口や、見せ方が一貫して強まる

ことになります。

それは、あなたのコンテンツがより有益で、求められるものにします。


逆に言うと、読者に焦点を当てない限り、上記のメリットはなかなか得られません。

つまりあなたの持っている力が引き出せない、という事になります。


ありがちな間違いは、

・バックエンド商材で儲けたい

・自信のあるノウハウをそのまま世に問うてみたい

という、自分のエゴを最優先にしてしまう事です。

もちろんこれらも当然必要なのですが、順番が問題です。

著者のリターンは、常に、読者に与えた後です。

つまり、社会心理学でよく言われる所の「好意の返報性」です。

満足感や感謝の気持ちが芽生えるからこそ、著者のファンになったり、

セミナーに参加したり、バックエンド商材を買いたくなるのです。

相手に貢献する事よりも、他の要素を優先してしまっては、

大きなリターンなど得るべくもありません。


もちろん多くの人は、ちゃんと読者への貢献も考えていると思います。

しかし、意図して貢献を最優先にしないと、有益なものが出てこないのも事実です。

これは1種のコツでもあり、心構えでもあります。

出版企画でも、セミナーでも、他のメディアでの情報発信でも、これは共通する原理です。


今日のまとめです。

自分の書きたいことではなく、相手の為になること、を最優先に考えましょう。

そうすることで、あなたのコンテンツがより有益で、求められるものになります

コンテンツを考えるとき、ぜひ思い出してみて下さい。

 

2013/12/24企画書は"盛ったら負け"です

こんにちは、樺木宏です。


さて、つくづく思うのですが、

「出版はハードルが高いので、自分の凄さを出来るだけ多くアピールしなければ」

と考えている人が多い。

これは、非常に勿体ないです。

意外に思われたでしょうか?


なぜ勿体ないかと言うと、それではせっかく持っている強みが伝わらず、

企画も通らないからです。

人間の脳は、いくつも論点があると、分からなくなります。

印象がぼやけてしまうのです。


編集者は、あなたの企画を、

「目を皿のようにして、隅から隅まで、じっくり読んで、あなたの良さを好意的に理解しよう」

などとは思っていません。

むしろ、「良いところだけ読んで、あとはスルーしたい」などと思っています(笑)


そんな中で、

「なんか凄そうだが、いろいろ盛ってあってよく分からない企画」

「強いメッセージをシンプルに1つ絞り込んであって、インパクトが強い企画」

どちらが有利か、という話です。

当然、絞り込んでインパクトがある方が有利。

だから、盛った時点で負けなのです。

とはいえ、いろいろアピールしたくなるのが、人間というもの。

企画考案初期では、盛ってあっても仕方ないでしょう。

ただし、あとで「削る」こと。

そのブラッシュアップが不可欠です。

だから、私のアドバイスでは、企画概要を半分にしたり、

目次の章の数を減らしたり、という事が頻繁に行われます。

ここで削れるかどうか、せっかく書いた事を手放せるかどうかが、

1つの明暗の分け目です。


いかがでしょうか?

この1点を知っているだけで、企画の採用確度が10倍になるのでは、と思うほど大切なことを

お伝えしました。

ぜひ参考にしてみて下さい。

 

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