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『商業出版、時々ねこ』 Vol.345 2018/04/16
~出版業界のノウハウで、あなたのブランド力をアップする~
(毎週1回、週初発行)
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■ <目次> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
・今週の出版ノウハウ
・編集後記
■ 今週の出版ノウハウ ━━━━━━━━━━━━━━━━■
「商業出版に大切な、2つの"とくい"とは?」
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、商業出版には2つの"とくい"が大切です。
それはなにか?
結論から言えば、
「得意」と「特異」
です。
「得意」とは、あなたの強みということ。
これまで情熱や時間を注ぎ、考え方やノウハウも豊富に知っている、ということ。
それが本に活かされれれば、読者にとっても素晴らしい本になるのは明白ですね。
逆にいえば、それほど得意でもないことを、「今、売れているから」といった理由で、
書いてしまうことはお勧めしません。
それまでに費やしたエネルギー量は、見る人が見れば伝わってしまうもの。
今一つ「浅い著者」などと思われるのでは、マイナスブランディグになってしまいます。
仮にトレンドに乗れて、本を出せたとしても、長い目で見れば、
「時々でテーマが変わってしまう人=何のプロだかよく分からない」
と言うことにもなってしまいがち。
安易に墓穴を掘ってしまいがちでもあるので、気をつけたいところです。
そして「特異」。
これは、ライバルと差別化する、ということです。
売れる本のテーマは限られていますが、本を書きたい人は大勢います。
そうなると、1つのテーマで、ライバル争いが繰り広げられているのですね。
読者は前に読んだ似たような本は買いませんから、出版社も、
あなたならではの差別化ポイントを求めてきます。
このとき、特にライバルを意識せず、自分が書きたいことを優先して書いてしまうとどうなるか。
あなたが
「その他大勢」
になってしまいます。
企画も通りませんし、仮に通っても売れません。
その上、「どこかで聞いたことのあることを、似たような表現で言っている人」、
そんな評価になってしまう可能性も大。
それは避けたいですね。
なお商業出版ではない、自費出版や電子出版には、そうした残念なコンテンツが溢れていますので、
反面教師という意味で、眺めてみるのも勉強になります。
いかがでしょうか?
あなたをプロとしてブランディグするために、必要不可欠な2つの"とくい"。
ご参考になれば幸いです。
■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
ねこは、嫌いなことは一切せず、好きなことだけをやる動物。
その徹底ぶりは、見ていて清々しいほどです。
愛玩動物やペットが多いなかで、ねこと人間は1万年もうまくやっており、
また現在の日本でも、ねこブームが続いているのは、
そんな「とくい」にこだわる姿勢も関係しているのでは?
などと勘ぐってしまう、今日この頃です。
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・メルマガ名 『商業出版、時々ねこ』
・責任者名 (株)プレスコンサルティング 樺木 宏
・責任者メール webmaster@pressconsulting.jp
・オフィシャルサイト https://pressconsulting.jp/
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