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著者・出版社の声

出版社の声

(株)文藝春秋

(株)文藝春秋
菊池 夏樹 様
元(財)日本文学振興会事務局長

1946年東京生まれ。文豪菊池寛の直孫。編集者・作家。
1969年、菊池寛が創設した株式会社文藝春秋に入社。
池波正太郎氏をはじめ、井上ひさし氏、大沢在昌氏、松本清張氏、渡辺淳一氏等50名近くの作家を担当。

月刊文藝春秋臨時増刊編集長、株式会社文春ネスコ発行人を経て、(財)日本文学振興会事務局長、文藝振興事業局長に就任。社内選考委員長として芥川龍之介賞、直木三十五賞をはじめ、菊池寛賞、大宅壮一ノンフィクション賞、松本清張賞に携わる。

現在、高松市菊池寛記念館名誉館長、菊池寛作家育成会会長他。著書に「菊池寛急逝の夜」(白水社),「菊池寛のあそび心」(ぶんか社),「遺品逸品―偉人たちのとっておきの話」(光文社),「文を藝にするヒント基礎編・応用編」(ジュリアン),「近現代日本人物資料情報辞典4 菊池寛項」(吉川弘文館)等。

推薦の言葉

 「起業家・ビジネスパーソンのブランディングを本の商業出版で支援する」との構想を樺木氏から聞いて目から鱗が落ちたような気がした。そして樺木氏から話を聞いているとき、自分の身が前に乗り出していくのを感じた。大変面白い発想だからである。

 私は文藝春秋で40年近く雑誌や本作りに専念してきたけれど、ビジネスと本の関係を繋げて考えた時、深く思う所がある。出版バブルが崩壊をして久しくなるが、出版界はあまり上手い手を打てずにここまできた。紙媒体がもう古いのか、デジタル媒体に移るときがくるのか。多くの編集者たちが悩み苦しみ、「紙の媒体は、減っても残ると思うよ」と、他人事のような言い訳しかできない状況にいる。

 しかし、"起業家・ビジネスパーソンと出版"の関係を聞いたとき紙の媒体の必要性を強く感じた。起業家たちが自分の想いを語りたいときに必要なのが本であるからだ。そして今も昔も言えることだが、企業を伸ばしていく原動力は起業家が持つ「最初の想い」、そして消費者への信頼しかない。

 それを伝える媒体として、最も信用を得られるのはやはり「本」であろう。松下電気の松下幸之助氏の想い、ソニーの盛田昭夫氏の想い、沢山の創業者たちの想いを私は本で読んだ。そして、その企業を信頼してきた。何か商品を買おうとしたとき、きっと以前読んだ創業者の想いを信じ手にとってきたと思う。

 以前、私は祖父の菊池寛の想いを本にした。『菊池寛急逝の夜』(白水社)と『菊池寛のあそび心』(ぶんか社)である。菊池寛は、文豪と言われた作家ではあったが、文藝春秋や映画の大映の創業社長でもあった。起業家である。

 そして、文藝春秋は、100年近く経っても元気で読者の信頼を持ち続けている。
それは、創業時の信頼がそうさせているのであろう。
"創業者の想い"を世に本として発表することは、消費者との信頼と強く結び付いていることに気がついた。また、本を書くことによって本人も自分自身の"想い"の整理も出来、新たな飛躍の準備ともなろう。一石二鳥で素晴らしいことだろう。

 私は、文藝春秋で芥川・直木賞などの選考に携わってきた。そして、多くの作家達を支援してきた。私の経験と知識を、プレスコンサルティングを通じて提供したい。そしてそれが、樺木氏のノウハウと共に、現代の起業家・ビジネスパーソンの皆さんの一助になればとても嬉しい。

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