出版企画書のつくりかた、その3
2025/07/17
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
引き続き、商業出版の企画書のつくりかたについて、お伝えしていきます。
企画において8割を占めるほど大切なのが、
「誰に、何を伝える本なのか」というコンセプト。
そして3つのチェックだけクリアできれば、本を出せる可能性が高い、
というところまでお伝えしました。
その要素とは、次の3つです。
1)お金を払ってでも読みたい人が、どれくらいいるか(読者ニーズ)
2)その本を書く上で、説得力がどれくらいあるか(著者の強み)
3)似たような本が多くある中、どんな新しいメリットを提供できるか(類書との差別化)
まず1つ目の「読者ニーズ」です。
本を出そうとすると、最初につまずくのがここになります。
というのも、
本は自分の名前で世にでますし、
思い入れのある考え方やノウハウ、エピソードなども多いでしょうから、
どうしても「自分の書きたいこと」に意識が集中しがちだからです。
しかし商業出版は、読者が買ってくれてはじめて成り立ちますから、
自分にばかり意識が向いていると、「それを読みたい人」への配慮がおろそかになり、
企画が通らず、本を出せないということになってしまいます。
そうならない為にも、
「お金を払ってでも読みたい人が、どれくらいいるか」
が大切で、そのことをしっかりと説得することが、
企画書の大切な目的の1つになってきます。
ではどうするか?ということですが、
過去のブログでも多くのノウハウをお伝えしていますので、ご参考になればと思います。
https://pressconsulting.jp/blog/concept/target/
次回も、引き続き他のチェックポイントについて、お伝えしていきます。