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あなたも出版できる!心構え編

2024/10/03目線を相手に合わせれば、出版は上手くいく

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


「本を出す」というと、なにやらカッコいい、特別な感じがしますね。

でも面白いことに、あまりそういった「特別感」を出さない著者の方が、

売れる本を出したり、多くの読者に支持されている印象があります。


なぜそうなるのか?といえば、

「欲求レベルが違うから」です。


著者の側、つまり本を出そうと思う人は、その道のプロ。

欲求レベルは、

「承認欲求」や

「自己実現欲求」といった、高いレベルです。


対して、読者は素人です。

心配事をなくしたいという「安全欲求」や、

回りから浮きたくない、といった「社会的欲求」などで、

その本を手に取ります。


元々そうした違いがあるのですから、

その上に「本だから、カッコよく書こう」とか、

「気合いをいれて、特別感を出そう」

としてしまうと、

読者との距離はますます開く一方なのですね。


人は何かを買うとき、

「自分にも出来そうか?」

と自問します。

そこで著者のレベルとの距離感を感じてしまうと、

「自分には難しそうだ」

と考え、敬遠されしまいます。

そうすれば本は手に取ってもらえませんし、

それを見抜いた出版社からは、企画を採用してもらえず、

本が出せない、ということにもつながってしまいます。


いかがでしょうか。

本を出すことはカッコいいけれど、

それをひけらかさず、読者に寄り添う人が、

著者としてうまくいきます。

ぜひこのマインドセットを気にかけてみてください。

ご参考になれば幸いです。

 

2024/09/12モヤモヤ考えるストレスと、友達になる

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


なにかを「考える」ことって、けっこうストレスですよね。

それは本を出そうとするレベルの人でも、例外ではありません。


人間の脳はできるだけ省エネをするように出来ていますし、

能はストレスも嫌いますから、

つい、目先のよさげなアイデアに飛びつきがちなのです。


そんなとき、私がよく思いだすのは、

私が子どものころ大好きだったマンガ「キャプテン翼」です。


その中の有名なセリフで、

「ボールはともだち こわくないよ」

というのがあります。


ボールが顔面に当たって怖くなってしまったチームメイトを、

翼くんが励ますシーンです。

その後チームメイトはマインドセットが切り替わって、

前向きに大活躍・・・というお話です。

これは、「考える」にも当てはまる話だと思います。

考えるストレスが怖くて逃げたり、固まってしまうと、

どうしても最初のアイデアに飛びつきがち。

もっと素晴らしい本が書ける人でも、そこで可能性がストップしてしまうのです。


そこで「モヤモヤ考えるストレス」と友達になり、

考え続けることができたなら、

もっとよい企画が浮かぶ可能性が、格段に増えてきます。

出版社に企画が通る可能性がアップしますし、

本が世に出たときに、売れる本になる可能性もまた上がります。


考えるストレスから目を背けず、むしろ友達になる。

この考え方は、きっとあなたの著者としてのブランディングの土台となることでしょう。


ご参考になれば幸いです。

 

2024/08/08世の中に、どのような著者として覚えられたいか?

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


「どんな本を書こうか・・・」

悩ましいテーマですね。


書店などでランキングを見ると、

「今こういう本が売れている」

ということが分かりますので、目移りするかもしれません。


商業出版では「売れる!」と思われないと企画が通りませんので、

「こういう本に似せて書こうか・・・」

と悩む気持ちも分かります。

でも結論から言うと、

「自分がどのような著者として覚えられたいか?」

という問いの答えを、最も大切にして欲しいと思います。


というのも、

売れるというのは著者にとってあくまで「手段」であって、

目的ではないからです。


たとえば、あなたの本が流行に乗って、仮にベストセラーになったとしても、

本当に書きたいテーマでなかったのなら、喜びも半減ですね。


知名度が多少上がったとしても、

あなたの人格とかけ離れているのであれば、

満足も喜びも得られません。


むしろ、望まないテーマとあなたのブランドが結びついてしまうことで、

逆に苦痛すら感じることだってあります。


極端な話、本来の得意分野とは違った「プロ」として認知されてしまうことで、

望まない相談やオファーばかりが来てしまう、ということだって考えられます。


そうならない為にも、

「自分は本を出す事で、どのような著者として覚えられたいか?」

という問いを、大事にしましょう。

間違っても、目先の流行を追って、

あとで後悔のないようにしたいですね。


ご参考になれば幸いです。

 

2024/07/25自分には出版できないのでは?という疑いが消える話

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版というと、なにやらハードルが高い印象がありませんか?


たしかに、商業出版は自費出版や企業出版と違って、費用は出版社が負担します。

その分、企画に対してのチェックも厳しいものがありますし、

内容についても高いレベルが求められるのは事実です。


でも、

「そんなにハードルが高いなら、自分は出版できないのでは」

と考えてしまうのは早計です。


なぜなら、

「本が売れるとはどういうことか」

について、知らずに判断してしまっているからです。


たとえば、

あなたは自分が書きたいテーマで、他の著者がどのような本を書いているか、

その内容を把握しているでしょうか?

書店の棚にいって、ライバル著者の本を実際に手に取って、読んでみたでしょうか。


もしそれらが不十分なら、

自分の著者としての立ち位置を、客観的に把握出来ているとは言えないでしょう。

当然、本を出せるかどうかの判断も、正確とは言えないのですね。

あるいは、あなたが書きたい本のテーマは、

1年間に何冊くらい出ているか、調べたことがあるでしょうか。


もしかしたら、思っているよりもずっと多く出ていて、

読者のニーズが高いテーマかもしれません。

もしそうなら、あなたの著者デビューについても、追い風が吹いているということになります。

そうした背景を知らずに、本を出せるかどうか判断するのも、

また早計ですね。


いかがでしょうか。

上記はほんの一例ですが、

「あなたが本を出せるかどうか」

は、あなたが想像していることとは、ちょっと違うことが多いものです。

せっかくのポテンシャルを、試さないうちに諦めてしまうのはもったいないですね。


なんとなくではなく、ロジカルに、しっかりと調べて、

それから判断していきましょう。


私の支援では、初回は無料セッションということで、

そのあたりもしっかりとアドバイスしていますので、

ご遠慮なくご相談頂ければと思います。

ご参考になれば幸いです。

 

2024/06/20著者は「北風」ではなく「太陽」でうまくいく

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


童話というものは、優れた知恵が凝縮されていることが多いものです。

たとえばイソップ童話の、「北風と太陽」の話は、

著者のブランディングにもとても役立ちます。


たとえば、本を書こうという人は、ほぼ例外なく、なにかの専門分野のプロですね。

一方、読者は悩める素人であることが多いもの。

そうなると当然、レベル感に違いがでてきます。

このギャップが、本を出したい人にとって、大きな落とし穴になることが多いのです。


プロである著者から見れば、

「なんでこんなことに悩んでいるのか」

「こんなこともできないのか」

という気持ちになることも、多くなってくるでしょう。

それを指摘し、

「だからこうすべき」

と書きたくなるのが人情です。


「北風と太陽」の童話でいえば、

旅人の服を脱がせようとして北風をビュービューと吹きつける、

というイメージに近いですね。


しかし、読者からしてみれば、

お金を払ってまでお説教されたいとは思わないのも、また当然です。


いくら内容が正しくとも、高度であっても、それは関係ありません。

リアル書店であれば、立ち読みでそれを察して、棚に戻してしまうでしょうし、

ネット書店であれば、レビューを見て、別ページに移動してしまいます。

先の童話でいえば、

「寒いのでますますガードを固めて、敬遠されてしまう」

ということです。


出版社はこうした「すれ違い」事前に分かりますから、

企画が通らず、本も出せない・・・となりがちなのです。


売れるコツが分かっている著者は、このあたりの感覚が全く違います。


読者にお説教するのではなく、寄り添います。

本の内容もさることながら、

それ以前のマインドセットとして、

「読者を応援する」

というスタンスの本が多いのです。


そうなると読者は、

「自分のための本だ」

「この本なら自分にもできそうだ」

と感じて、売れやすいですし、

よい口コミが広がっていく可能性も高まります。


童話で言えば、

「ぽかぽかと暖かくしてあげたら、旅人が服を脱いでくれた」

という形です。


企画も通りやすく、売れるので次の本もオファーが来て・・・

と、まったく逆の好循環が起こります。

いかがでしょうか。

本も、人と人とのコミュニケーション。

読者をぽかぽかと、暖かく照らしていきましょう。

ご参考になれば幸いです。

 

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