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出版社に採用される!出版企画力編

2023/11/23シンプルにすると、企画はうまくいく

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を書こうとすると、どうしても

「あれも書きたい、これも書きたい」

と、いろいろなアイデアが出てきますね。


それはとても良いことで、質の高いアウトプットのためには、

まず量を出すことが大切です。


ただ、商業出版で企画を通すためには、

「そのあと、絞り込んでシンプルにする」

という工程が、どうしても必要になります。


というのも、

出版社の会議では、A4で2〜3ページ程度の企画書しか受け付けませんので、

本文の文章は添付することが出来ないためです。


私たちは本を手に取ると、見出しから意味が分からなくても、

本の文章を読むことが出来ますが、

企画書はそうではないのですね。


そのため、伝えたいことを企画書にできるだけ凝縮して、

シンプルにすることが、大切になってきます。


アウトプットしたアイデアや文章を、

後日改めて、見直してみる。

そこでよりシンプルにまとめたり、ムダを削ってみる。


こうした試行錯誤を繰り返せば繰り返すほど、

あなたの考えはシンプルになり、より相手に「刺さる」ようになってきます。

たとえば日本に何百年も伝わる

「ことわざ」や「格言」は、子どものころ聞いたものを一生覚えていたりします。

これなどはシンプルの極みであり、読み手に深く「刺さった」事例ですね。


ここまで行かなくとも、考えというものは練れば練るほど、

シンプルになって、相手に刺さるもの。

その力をぜひ、あなたのコンテンツにも活かしていきましょう。


ご参考になれば幸いです。

 

2023/06/22商業出版で本を出すにはどうするか?

著者デビューのハードルとは?

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版。

自費出版とは違い、出版社が費用を全額負担する出版です。


いわば出版社の「お墨付き」が得られるわけですから、

「信用」「ブランディング」「権威」

が得られる上に、印税という形でお金ももらえます。


見込み客の集客にもつながります。

本はあらゆるメディアの中でももっとも「読み手の信用度が高い」ため、

読者がHPを指名検索しますし、

全国の書店の店頭に、あなたの名前を冠した本が並びます。

雑誌の取材や寄稿依頼、ラジオやテレビのオファーが来ることも珍しくありません。


このように、メリットばかりでデメリットがほとんどないのが商業出版。

ただその分、ハードルもあります。


出版社は売れなければ倒産してしまいますから、

「売れる」ことが必要不可欠。

「いい内容だから」とか、「意義があるから」というだけでは、企画は通りません。


ライバルも沢山います。

売れるテーマには大勢の著者がすでに似たような本を出していますから、

あとから同じような本を出していたのでは売れません。


先に似たような本があっても、後から出して「売れる」。

それを説得できる出版企画書をつくり、出版社で企画を通すことではじめて、

あなたの著者デビューが叶うのです。


こうして見てくると、

「自分にできるかな...」

と不安に思う方も多いかもしれません。


そこで、具体的にどうすれば、

出版社が納得する企画書をつくり、それを通すことができるのか?

について、お伝えしていきたいと思います。

どうすれば企画書を通すことができるのか?


結論からいえば、要素は2つです。

「売れる」ことと、「読者の再現性」があること。

この2つが企画書で説得できれば、その企画は必ず通ります。

それぞれ、見ていきましょう。


まず、「売れる」についてです。

商業出版は出版社が費用を全額負担するので、

売れなければ倒産してしまいます。

また編集者の社内の評価も、手がけた本が売れるかどうかにかかっています。

そのため、売れることは最初にして、最大の要素になります。


ではどうすれば売れるのか?

ということですが、チェックポイントは3つあります。


1)「お金を払ってでも読みたい!」という人が、一定数いること

2)その内容を「書く資格がある」と思ってもらえること

3)先に出ている似たような本と比べて、「読者にとって新しいメリット」があること

になります。


いろいろチェックポイントが出てきて、「ちょっと大変だな...」

と思った人もいるかもしれません。

ただこのうち、2)についてはあまり問題がないケースがほとんどです。

そもそも本を出そうと考える方は、

その道のプロとして経験も実績もある人がほとんどだからです。

プロフィールをそのまま企画書に書くだけで、

十分に「書く資格」をアピールできることでしょう。


もしこの点に不安がある場合は、

プロフィールの棚卸しからはじめて、強みを見出すことが大切です。

その強みから逆算してテーマを決めることで、

このチェックポイントをクリアーすることができます。


また、こうしたチェックポイントは、必ずしも自力でクリアーする必要はありません。

たとえば私の支援では、

書きたい内容や、本を出したあとのゴールなどを伺って、

そこから逆算して企画をご提案することがほとんどです。

当然チェックポイントをふまえてのご提案なので、

あとは企画を肉付けしていくだけで、売れる企画ができるという流れです。


ただ、著者さん自身が企画考案のチェックポイントを知っておくことで、

一緒によりよい企画を考案できる可能性が高まり、

そのスピードもアップしますので、

概要だけでもざっくりと頭に入れておくと、今後の著者活動の財産となることでしょう。


今回は、企画を通すための2つの要素と、

「売れる」ための3つのチェックポイントについてお伝えしました。

出版社が最初にチェックするポイントとは?

今回は、

1)「お金を払ってでも読みたい!」という人が、一定数いること

についてです。


ここは、出版社が最初にチェックするポイント。

というのも、読みたい人がいなければ本は売れないからです。

もし編集者が、

「読みたい読者がいるのか、今一つピンとこない」

と感じてしまうと、その企画は即スルーされてしまうでしょう。


そうならない為には、

出版企画書で、「お金を払ってでも読みたい!」人が大勢いることを、

まず説得することが大切です。


ここは大事なところで、

意義とか、よい内容であることをアピールするよりも、

優先順序は先になります。

ここを間違えてしまうと、

「何度出版社に提案しても企画が通らない」

となってしまうので、要注意です。


さて、具体的な人数ですが、

その企画のテーマによっても変わりますが、

一般の人向けの、あまり専門的でない本であれば、

「100万人」が1つの目安といえるでしょう。


もしこの人数に満たなければ出版社は、

「読者数が足りない=売れないのでは?」

と考える可能性が高くなってきます。


逆に、それ以上多い読者が見込めるのであれば、可能性は高まってきます。

たとえば健康本でいえば「糖尿病」は良い例です。

患者数と予備軍を含めて約2000万人いることが分かっていますので、

出版社も「十分な読者ニーズがある」という判断をします。


ですのでまずは、

「お金を払ってでも読みたい!」という人が大勢いるかどうか

を、企画書でアピールしていきましょう。


たとえば具体的な数字は説得力がありますから、

統計データなども引用していきたいところです。


また読者ニーズがあるところには、

似たような本がたくさん出ています。

そうした本が多いテーマを選ぶのも、よい着眼点です。


ただ類書が多いということは、それだけ競争も激しいということ。

別の意味でハードルが上がるのは避けられません。


そういう意味で商業出版は、

「こちらを立てれば、あちらが立たず」

というシーソーゲームのようなところがあり、

3つのチェックポイントの中で、うまく全てが成り立つ「バランスポイント」を見出すところに、

難しさと面白さがあると言えます。

最大のハードル、「類書とどう差別化するか?」について

次は、

3)先に出ている似たような本と比べて、「読者にとって新しいメリット」があること

についてです。


実は多くの場合、商業出版で本を出せるかどうかは、ここで決まってきます。

というのも、先にお伝えした要素は、比較的満たすのが簡単なのにくらべ、

こちらはなかなか難しいからです。


たとえば、1)の読者ニーズは、統計データなどを見れば、大勢いるかどうかは判断できます。

また2)の著者くの書く資格も、その道で長年のご経験があれば、満たせることが多いです。

しかしこの3)の「読者にとって新しいメリット」は、

知恵を絞って考えないと、なかなか満たせないのです。


よくあるのは、ご自身のノウハウを、そのままストレートに書こうとすること。

これだと似たような本が沢山でていますから、出版社は、

「あとから似たような本を出しても売れないだろう」

と考えて、企画をスルーしてしまう可能性が高いです。


そこで、知恵を絞って考える必要が出てきます。

より分かりやすくなるよう、身近かな事例をふんだんに盛り込んだり、

比喩を多く使うなどして、「今までの本よりもハードルが低い」方向にするのも一案でしょう。


あるいは、読者が「より多くのメリット」を得られるように、

ノウハウの「質」自体をより高いものにするのも、新しい価値になります。


ただ、ライバル著者や出版社もこうした工夫をしてきますから、

抜きんでて評価されるためには、基準を高く持って、柔軟に試行錯誤する必要も出てきます。


こうしたことから、

先に出ている似たような本と比べて、読者にとって新しいメリットを提供することは、

けっこう難易度が高いのですね。


ただ逆にいえば、このポイントさえクリアできれば、

商業出版で本を出せる可能性はグッと高まります。


そのためにも、他のビジネス同様、市場をリサーチしておくことが大切です。

自分のノウハウに自信があっても、

ライバル著者はどのような本を出していて、どのような本が売れているか。

その表現方法や切り口は、どのようなものが流行なのか。


そうした市場の流れを見つつ、自分の考えやノウハウをうまく工夫し、

「読者にとって新しいメリット」がある出版企画にしていくこと。


それができれば、著者デビューはもちろん実現できますし、

ベストセラー著者への道も、その延長線上に見えてきます。


ここまで、「売れる」本をつくるための3つのチェックポイントについて見てきました。


次回は企画を通す最後のハードルとなる、「読者の再現性」についてお伝えしたいと思います。

最後のハードル「読者の再現性」について


商業出版では、いかに面白い企画でも、売必ず通るとは限りません。

というのも、企画はあくまで、A4ペラ2〜3枚の要約に過ぎないからで、

本番は「原稿」だからです。

もし、「企画は面白いのだが、この人は本当にこの内容で書けるかな?」

と疑問に思われてしまうと、企画がスルーされてしまう可能性も高いのです。

せっかく苦労して企画を考えても、これではもったいないですね。


そうならない為にも、「読者の再現性」が大事になってきます。

具体的には、「目次」を作り込むことです。


タイトルで約束したメリットや、悩みの解消を、

「この目次なら、確かに再現できそうだ」

と思わせることができたなら、その企画は最後のチェックポイントを通過して、

あなたが著者デビューできる可能性が格段に高まります。


では具体的にどうするか?

ということですが、

「同じコンセプトで、売れている本を参考にする」

ことが、もっともてっとり早く、ハードルが低い方法です。


書店で平積みになっていたり、amazonで一定期間ランキング上位にあったり、

レビューが多い本であれば、売れている可能性が高いでしょう。


ここで注意したいのは、

「こんなレベルの低い内容か...」

などと思わないことです。


プロから見れば、「素人にとって再現性が高い」内容は、易し過ぎるように見えがちなもの。

そこで「もっとカッコよく書こう」などと考えてしまうと、

素人にとっては不親切であることが多く、再現性もまた下がってしまう可能性が高いのです。


商業出版の主役は読者であって、著者ではありませんので、

「相手の目線」立って、親切勝負をしていきましょう。

ここまで、商業出版で本を出すにはどうするか?について、

大枠のところを一通りお伝えしてきました。

理論的なものが中心でしたので、やや抽象度も高かったことで、

「では具体的に、自分の場合はどうなのか?」

「自分はどんな企画がベストなのか?」

が気になった人もいると思います。


私の支援では、初回の1回はzoomで無料セッションを行なっており、

そこではかなりつっこんで具体的な企画についてのアドバイスもしていますので、

もし「行動に移したい」ということであれば、

ご遠慮なくご相談頂ければと思います。

 

2022/10/27アイデアの質が飛躍的に高まる、たった1つのコツ

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を出そうと思ったら、いろいろと書きたいことが出てくるものです。

「あれも、これも書きたい」

ということで、たくさんのアイデアが浮かびます。

それは、とてもよいことだと思います。


ただ、企画の考案はそれを出し終わってからがスタートです。

書きたいことを並べるだけでは、商業出版では企画になりません。


というのも、著者はその道のプロであり専門家。

とてもレベルが高いので、それをそのまま読みたいという読者は少数だからです。


大多数の読者は

「それは自分には高度すぎて関係なさそう」

「自分では再現できなそう」

と思う人がほとんど。

出版社もそう考えますから、企画が通る可能性は低いのです。


ちなみに優秀な著者であればあるほど、このギャップは大きくなります。


ではどうするか?ということですが、

「それって要するに、誰に何を伝える本なのか?」

という問いを、自分に投げかけることが大切です。


特に「誰に」という問いは大切。

そこを意識することで、

「自分」というフレームから、

「相手」というフレームに、意識を変えることができます。


相手を意識できれば、タイトルでは読者の悩みに沿ったメリットを提示できますし、

その解決をサポートする目次構成にもなってきます。


いいかえると、本の内容自体が、「利他的」なものに変わるといってもいいでしょう。


そして相手にメリットを与えれば、それは自分にも返ってきます。

本の売れ行きやファンの増加、雑誌や講演のオファーといった形で、

利他的な行為は著者自身に戻ってくるのですね。


企画の考案は、「自分」の書きたいことを出し終わってからがスタート。

「利他的」な行為に変えて初めて、よい本になる。

そう考えれば商業出版はうまくいきます。


ご参考になれば幸いです。

 

2022/09/15商業出版と相性の悪いテーマでも、本を出版する方法

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


気温は下がってきたものの、

まだまだ蒸し暑い日も続きますね。


さて、あなたの仕事と商業出版には、相性があります。

仕事の内容をそのまま書いて本になるものもあれば、

そのまま書いたのでは読者が少なく、一工夫が必要な場合もあります。


前者の場合は、同業者が皆同じような本を出すので、

新しい内容や独自性で差別化することが大切。

とはいえ、本を出すのは比較的容易なほうでしょう。


企画で工夫する必要があるのは後者、

つまり、仕事の内容をそのまま書いたのでは、本になりにくいケースです。


たとえば、プロ向けに高度なノウハウで仕事をしている人の場合。

そのまま本を書こうとすると、読者が限られてしまって人数が少ない。

少ないということは売れにくいですから、出版企画がなかなか通りません。


こういう場合は、少ない読者人数を増やしていくことが大切。

想定読者のレベル感を下げる、

分かりやすい伝え方を工夫するなどで、人数を増やしていきましょう。


あるいは単純に、ニッチな領域で仕事をしている人の場合。

こういう場合は、抽象化がお勧め。

その仕事そのものには関心が無くても、その結果得られた知見には関心を持つ人も多いからです。

仕事そのものの詳細を伝えるのではなく、その結果得られたメリットを共有すれば、

関心を持つ読者が増え、採用確度もアップしてきます。


上記はほんの一例ですが、

商業出版と相性の悪いテーマでも、出版企画の工夫次第で、本を出すことは十分可能ですよ。


ご参考になれば幸いです。

 

2022/06/29肩書きがなくても、企画がよければうまくいく

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


商業出版というと、何やらハードルが高そうで、

すごい肩書きやら実績やらが、必要のように思えませんか?


そのせいか、本を出版したいという人の中には、

「自分には掘り下げた学問分野がないから...」

とか、

「飛び抜けた専門領域をもっていないので...」

といった理由で、

「自分に本が出せるのかどうか?」

と、悩んでいる人も多いようです。

でも、大丈夫です。

結論から言えば、そこまで突き抜けた権威や実績は、商業出版には必要ありません。

逆に、あまりに専門領域への思い入れや権威が強いと、マイナスにすらなってしまうのです。


というのも、人には「知の呪縛」というものがあるからです。

これはチップ・ハースという人が「アイデアのちから」という本の中で書いています。

曰く、
>いったん何かを知ってしまったら、それを知らない状態がどんなものか、うまく想像できなくなる。
>そうなると、自分の知識を他人と共有するのは難しい。聴き手の気持ちがわからないからだ。

>専門家というのは、ニュアンスや複雑さに魅力を感じるものだ。そこに「知の呪縛」が生じる。
>そうなると単純明快なメッセージを書くことがただの「白痴化」に思えてしまう。

ということなのですね。

これは私も多くの新人著者さんを支援する中で、日々実感しています。


つまり、

「あなたが専門家として知識を積み重ねるほど、素人の読者が欲しがる本を書きにくくなる」

ということなのですね。

それは出版社に企画が通りにくくなるということであり、

仮に本が出せてもなかなか売れない原因ともなっています。

ここに、「権威や実績はさほど必要ない」とお伝えした理由もあります。


いかがでしょうか?

不要な権威や実績にコンプレックスを感じる必要はありません。

堀り下げた学問分野がなくても、

飛び抜けた専門領域をもっていなくても大丈夫。


むしろ自分のことはさておき、

「より読者が求める内容とは何か?」

「それはどうすれば提供できるか?」


と、意識を「自分の外側」に向けていくことで、

著者としての道も、自然と開けていきますよ。

 

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