勝手に企画が出来てしまう生活習慣とは
2013/05/27
こんにちは、樺木宏です。
さて、日常の中で、
「いいアイデアを思いついた!」
「いい事を聞いた!」
「いい本を読んだ!」
と思う事、ありますよね。
いわゆる「気づき」です。
知的生産に関わるビジネスパーソンとしては、大事にしたい所ですが、
「後で思い出そうとしても忘れてしまった」
と言うことも、ありがちですよね。
記憶を過信すると、せっかくのアイデアを取りこぼしてしまいます。
というのも、自分が思っている以上に、人は忘れる生き物だからですね。
「忘却曲線」で有名な心理学者のヘルマン・エビングハウスによれば、
記憶は20分後には、42%を忘れ、1日後には、74%を忘れるそうです。
そうならない為に有効なのは、2点です。
・すぐメモを取ること
・後で読み返せるようにすること
ですね。
これらは当たり前のことではありますが、実行出来ている人が少ないのもこの分野。
ついつい面倒くさくなり、先送りにしがちだからです。
そこで有効なのは「習慣化」です。
例えば、メモ。
常日頃持ち歩くスマートフォンや携帯で、メモしたり、音声を吹き込むと有効です。
とくに画面に手書きで書ける「SpeedText」というアプリは、
2タッチくらいで自分のメールなどに転送できて便利です。
また、後で読み返す為には、「どこにあるかが分かる」事が大前提。
そこで、一括して情報を放り込んでおき、いつでも検索できて便利なのがEvernote。
どの端末からでもアクセスできるので、何度も読み、長期記憶に定着させるのに向いています。
いちどこのような「記憶に頼らないしくみ」を習慣化すると、
今まで取りこぼしてきたものの多さに驚くかもしれません。
知識とアイデアが生命線の我々としては、ここはぜひ押さえておきたい所ですね。
今日のまとめです。
人間、すぐ忘れるのが普通であり、前提です。
取りこぼさない工夫と、繰り返し読むしくみ。
この2点で、知的生産にさらに磨きをかけて行きましょう。