HOME > 出版ノウハウ無料公開ブログ > 立ち位置が見えてくる「情報収集」 > 情報発信が質・量ともに飛躍する「参考文献」とは?

出版ノウハウ無料公開ブログ

情報発信が質・量ともに飛躍する「参考文献」とは?

2013/05/27


こんにちは、樺木宏です。


今日の記事は参考文献についてです。

書籍の巻末にあって、著者が参考にしたり、引用した本の名前がズラズラと

書いてあるアレですね。

本を開いて、後ろのほうからめくってみる。ほとんどの本に参考文献があると思います。


さて、参考文献と聞くと、皆さん何をイメージされるでしょうか?

「あまり関心がない」

「自分には関係なさそう」

と思う方も多いと思います。


しかし、実は大きな関係があるのです。

なぜなら、参考文献は、皆さんの知的生産をラクに、かつ充実したものに

するための手段だからです。

具体的に言えば、

「情報発信は自分の経験、知識だけで書かなくともよい」

という事なのです。


意外に思われるかもしれませんが、何冊も出してるベテラン著者であればあるほど、

関係するをたくさん読み、参考にし、流用しています。

執筆に入る前に、関係する本を10冊以上も買い込む、という人も多いです。

それはラクをする為ではなく、より有益な内容を読者に届けるためなのです。

・自分の立ち位置を明確にし、他の著者と差別化する為

・不足している知識を補う為

・さらに、自分の知識に死角がないか検証する為

理由はいろいろありますが、

読者の側に立ってみればより多くの情報の中から、

自分の為になる内容を選りすぐって伝えてくれる本が良いに決まっていますね。


有料で販売する文章である書籍ですら、引用が堂々と著作権法で認められているのですから、

他の情報発信でももちろんOKですね。

逆に、自分が今知っている事、経験した事だけで情報発信しようとすると、

質・量の両面でけっこうキツイことになります。

ご経験があるのではないでしょうか?

読者にとってその苦労が良いかと言えば、全く関係ないのが辛い所ですね。

そのような事にならないよう、積極的に「参考文献」を利用していきましょう。


ただ、マナーは当然あります。

引用した場合は、文章を改変しない事。

引用元の情報の出所、発信者を、しっかり明記することです。

これは情報発信が容易なWebの時代だからこそ、しっかりと守りたいですね。

 

PageTop