そもそも、商業出版って何?
2021/06/03
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本を出したい方に、出版ノウハウをお伝えしているこのサイトですが、
そもそも、商業出版って?
という方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、
「商業出版とは?」
について、お伝えしたいと思います。
結論からいえば、商業出版は、
著者が、「お金をもらって書く」出版です。
シンプルすぎるようですが、じつは結構深いのがこのあたり。
というのも、著者がお金をもらうという事は、
・出版に関する費用は出版社が負担する
・売れなければ、そのリスクは出版社が負う
・だから、あなたの本を出版社は頑張って売ってくれる
ということだからです。
特に最後の1つは大事で、
あなたのブランディングにとって、出版社はとても力強い味方になってくれます。
出版社の業績も、編集者の社内評価も、本が売れるかどうかできまるのですから、
あなたの本を、一生懸命売ってくれるのですね。
逆にいえば、商業出版以外の出版では、そうはなりません。
仮に、「書店に並びますよ」と言っている出版でも。
著者がお金を出版社に払う形なのであれば、出版社のリスクは無くなっています。
だから、「頑張って売る」という動機が、出版社にも編集者にも、ほとんどないのですね。
むしろ、それらはコストになってしまいますから、やらないほうが経済合理的。
表面的には似ているようで、あなたへの影響はまるで異なるのですね。
いいかえれば、
出版社が本を売る商業モデル。それが商業出版です。
だから売れるし、あなたの知名度が上がるし、影響力が広がるのです。
いかがでしょうか。
これらの明暗をわけるのはシンプルです。
「お金をもらって書く」かどうかだけ。
このチェックポイントをしっておくだけで、
「大金を払ってビジネスに好影響がなかった」なんて残念こととは、無縁になれますよ。
ご参考になれば幸いです。