ちょっと待った!出版を目的とすると、損をしてしまいます
2013/06/24
こんにちは、樺木宏です。
さて、私は1年に30冊以上の出版企画を通していますので、
多くの著者の「その後」を見ています。
そして断言できるのは、
「出版を目的とすると損をします」
ということです。
なぜなら、出版はビジネスのしくみの1部だから。
こういう事を言うと、
「出版しただけでもすごいことじゃないか」
と反論されそうですね。
確かに本を出版するのはすごい事で、それはその通りなのですが、
マーケティングの面から言えば、本は入り口となる商品でしかありません。
もし出版を目的=「出口」と考えてしまうと、そこでビジネスのしくみはストップします。
直接入ってくるのは印税ですから、そこに焦点があたり、少しでも多く、などと考えてしまいます。
結果、ビジネス全体でみると、非常に小さいものになってしまうのです。
ビジネスへの好影響は少なく、肝心の本自体も売れ行きは限定的になります。
これは誰も望まない状態ですよね。
しかし逆に、出版を手段=「入り口」と考えると、全く違った展開になります。
本をきっかけに読者との接点ができ、Webに誘導し、メルマガを書き信頼関係を築き、
セミナーを行い交流を深め、コンサルティングを行う。
こうした一連のしくみが出来てきます。
そしてしくみ全体で考えると、本を出すことも、もらう印税もほんの1部であると考えられる
ようになります。
当然広い視野で、本を売るために投資ができますので、リターンも大きくなります。
あなたも、せっかく出版するのですから、こうした状態が望ましいはずです。
このように、出版を目的とするかしないかで、その後の成功が大きく左右されるのですね。
よくよく考えてみれば、
「投資をせずにリターンは得られない」というのは当たり前の話ですが、
商業出版は人生の一大イベントなだけに、つい視野が狭くなり、しくみ全体を見ずに小さく考えてしまいがち。
この記事を読んでくれたあなたには、出版を目的とせず、大きく飛躍して欲しいと思います。