あなたの企画を"差別化"しよう
2013/11/12
こんにちは、樺木宏です。
さて、出版企画の最大のハードルはずばり、類書との差別化です。
"読者に、今までの本にはない、新しいメリットを提供すること"
これが差別化です。
これが出来れば、いくらでも本が出せるといっても過言ではありません。
え、ほんと?と思われるかも知れませんが、本当です。
企画が通るのに必要な要素は他にもありますが、
それはさほど高いハードルにはならないことが多いからです。
例えば、読者ニーズ、という要素。
どういう本が売れるテーマか、というのは、過去の売れ行きを調べれば分かること。
そのテーマから選べば良いだけの話です。
あるいは、著者の書く資格、という要素。
この著者は書くのに相応しい人か?という編集者のツッコミにも、
ある程度ビジネスをしてきた人なら、プロフィールを作り込むことで対応できます。
これも、すでにノウハウがありますから、活用すれば良いだけ。
でも、類書との差別化は、難しいです。
売れている本は変わっていきますし、あなたの強みが何かで、
正解はまるで変わってしまうからです。
だから、単純にこうやれば良い、という結論を書けばよい、というものではありません。
それは抽象的で、具体性に欠けるものになってしまいます。
また、本を何冊も出しているからといって、差別化のノウハウがあるとも限らない。
それはたまたまその著者が優秀で、差別化されたポジションをとれただけの場合も多く、
他の人で再現できるかは別の問題なのです。
そこで必要なのは、著者の強みを、差別化に結びつけるノウハウ。
例えば私であれば、下記のような差別化ポイントを企画に活かした事例があります。
https://pressconsulting.jp/books/
2013年9月の事例から下に見て行くと、
"職員室の無い、いじめの無い小学校の"先生
"日本で初めて、小さな士業事務所のアライアンス戦略を提唱する"税理士
"破綻寸前の会社の救うことに特化した"経営コンサルタント
"筆跡を鑑定するだけでなく、公認会計士でもある"コンサルタント
いかがでしょうか?
差別化された著者のポジションをつくり、出版に活かす感じを、
イメージしていただければ嬉しいです。
その感覚を自分の企画にも活かし、ぜひ"類書との差別化"をしてみて下さい。
きっと、本を出し続けることが出来るようになりますよ。