似たような本がたくさん出ているのは不利?
2023/08/10
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
いざ本を書こうと思って本屋に行くと、
「似たような本がすでにたくさん出ていた」
ということがありますね。
ここで多くの人が、意気消沈してしまうのではないでしょうか。
たしかに、似たような本が先に出ていれば,
すでに欲しい人は買ってしまっているでしょうから、
あとから同じような本を出したのでは不利になります。
そういう意味で、不利な点があるのは確かです。
しかし逆に、有利な点もあります。
それは、
「欲しい人が一定数いることが、証明されている」
という点です。
類書が多ければ多いほど、読者のニーズも高いということが言えますし、
出版社が企画を検討する上で真っ先に気にするのはそこですから、
この点は多いに有利と言えるでしょう。
不利な点をみてがっかりするか、
有利な点をみてやる気を出すか、ここが1つの分かれ道ですね。
もし類書が多くても、前向きに後追いで本を出していこうとするなら、
大切なのは「読者にとって、新しいメリット」を提供することです。
それはより分かりやすい表現かもしれませんし、
より大きな成果が得られる、というメリットかもしれません。
あるいは再現性が高く、類書では結果を出せなかった人でも大丈夫、
という切り口もよいでしょう。
いずれにせよ、後出しなのですから、
それまでの本にはない「読者にとって、新しいメリット」を打ち出すことは必須になります。
ここを考案し、クリアーすることができれば、
もともと読者ニーズはあるのですから、
あなたが本を出せる可能性も、格段に高まってきますよ。
似たような本がたくさんあっても、まだまだチャンスはあります。
ご参考になれば幸いです。