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どんどん良くなる企画、いつまでも変わらない企画

2013/08/20

こんにちは、樺木宏です。


さて、企画のブラッシュアップをしていますと、

「どんどん採用確度がましてくる企画」

「ほとんど最初から変わらない企画」

の2つに分かれます。

もちろん前者の方が良いわけですが、いざ「自分事」になると、

いろいろな感情が入り交じるようで、難しいものです。


とはいえ、結果を出す為には、ここは外せないポイント。

なぜなら、鉄砲の向きを変えないで、あたる確率を上げる事はできないからです。

的に当たる確率が低いのであれば、打つ前に、まず狙いを変えなければいけません。


商業出版で言えば、

まず「読者のどんな悩みを解決するのか」

がカラダの向きです。

その後、「どうやって似たような本との違いを出すのか」

ということが、銃の向きになるでしょう。

その上で,こういう主張をしたい、というのは照準をのぞき込む行為で、いわば枝葉末節です。


こう考えると、著者の主張を固めてしまって動かさないことが、いかに勿体ないことか、

よく分かります。

これは優秀で自分に自信がある人ほど陥りがちなワナです。

いくら優れていても、最初からあたらないのですね。

打つ前に、まず狙いましょう。

自分でも思わぬ強みが見つかるのは、この柔軟性があってこそです。

 

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