新人著者がマネしてはいけない、この考え方
2013/09/04
こんにちは、樺木宏です。
書店で良く目にするのはベストセラーですね。
平積みにされていたり、POPが出ていたりと目立ちます。
しかし、ここでちょっと注意が必要です。
「有名著者と新人著者の戦略は違う」ということを知っておかないと、
あなたの企画に悪影響があるのです。
例えば、稲盛和夫さんの「生き方」は100万部を超えるベストセラーになりましたが、
新人著者がこうした本を真似したら、全く売れない企画になります。
この本は知名度と圧倒的な実績がある人が書いたから売れているのであって、
企画内容自体が面白い訳ではないからです。
特定の悩みを解決する本ではないので、「あの人が書いた本だから、すごい内容だろう」
という期待値で買われているのです。
もしあなたにもそうしたファンが大勢いれば、同様の戦略がとれますが、
そうでない場合は全く売れない本になるでしょう。
ではどうするか、という事ですが、
多くの読者が悩んでいる問題解決をすることです。
出版は買ってくれる読者がいなければ成立しませんから、まずは読者の悩みを考えてみる。
そうすれば、売れる本になる可能性が見えてきます。
言い換えれば、「自分」からいかに離れられるか、が大切。
こうした視点をちょっと知っているだけで、著者デビューの確率は大きく上がりますよ。