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何を書くか、あっさり決まったら危険です

2013/12/13


こんにちは、樺木宏です。


本を書きたいと思った時にはじめにすることは、

「何を書くか?」

を決めることですね。

あたり前のことなのですが、実はここが結構むずかしいのです。


なぜかといえば、

「人は自分のことが分かりずらい生き物」だからです。

以前読んだ本によると、才能の定義とは、

「無意識に繰り返し高いパフォーマンスを発揮できること」

なのだとか。

すでに定義からして"無意識"というキーワードが入っていることから、

もともと自覚しにくい種類のものなのですね。


例えば以前、こんなことがありました。

その人は、かつてマンガ家として15年、看護師として介護にかかわること15年、

という2つの領域ですごい実績を持ったプロフェッショナル。

でも最初に書こうとしていた企画は、そのどちらとも全く関係のないものでした。

それではいくら提案しても企画は通らない、と思った私は、その企画を諦めてもらうことから支援をスタート。

その上で「マンガ×介護」というテーマで企画をつくったいったところ、

1年で3冊もの商業出版が決まりました。


この例からも分かりますが、自分の強みとは本当に気づきにくいので、

「何を書くか?」

を決めることは、実は難しいのですね。

もしここをあまり考えずに決めているとしたら、すでに

「企画が通らない落とし穴」

に落ちかけているかもしれません。

ちょっと立ち止まって、チェックしてみて下さい。

そのことが、著者デビューの期間を、グッと短縮するでしょう。

 

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