商業出版と相性の悪いテーマでも、本を出版する方法
2022/09/15
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
気温は下がってきたものの、
まだまだ蒸し暑い日も続きますね。
さて、あなたの仕事と商業出版には、相性があります。
仕事の内容をそのまま書いて本になるものもあれば、
そのまま書いたのでは読者が少なく、一工夫が必要な場合もあります。
前者の場合は、同業者が皆同じような本を出すので、
新しい内容や独自性で差別化することが大切。
とはいえ、本を出すのは比較的容易なほうでしょう。
企画で工夫する必要があるのは後者、
つまり、仕事の内容をそのまま書いたのでは、本になりにくいケースです。
たとえば、プロ向けに高度なノウハウで仕事をしている人の場合。
そのまま本を書こうとすると、読者が限られてしまって人数が少ない。
少ないということは売れにくいですから、出版企画がなかなか通りません。
こういう場合は、少ない読者人数を増やしていくことが大切。
想定読者のレベル感を下げる、
分かりやすい伝え方を工夫するなどで、人数を増やしていきましょう。
あるいは単純に、ニッチな領域で仕事をしている人の場合。
こういう場合は、抽象化がお勧め。
その仕事そのものには関心が無くても、その結果得られた知見には関心を持つ人も多いからです。
仕事そのものの詳細を伝えるのではなく、その結果得られたメリットを共有すれば、
関心を持つ読者が増え、採用確度もアップしてきます。
上記はほんの一例ですが、
商業出版と相性の悪いテーマでも、出版企画の工夫次第で、本を出すことは十分可能ですよ。
ご参考になれば幸いです。