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売れる本を出し続ける人の、目の付け所とは?

2024/07/04

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を出すこともなかなか大変ですが、

売れる本を出すことは、さらに難しいですよね。


でも世の中には、ベストセラーを何冊も出している人がいます。

その違いはどこにあるのでしょうか?


1つは著者の販売力で、

身も蓋もない言い方ですが、

ファンが大勢いれば、中身がどうであろうと、その商品は売れます。


でも新人著者で、

「これからファンを大勢つくりたい」という人には真似が出来ませんし、

中身が薄い本ばかりつくっていると、いずれ失速するのも事実です。


そういう意味で、販売力をあてにする出版手法は、

あまりあてにならないと言えるでしょう。

ではどうするか?

ということですが、

「情報格差があるテーマを選び、先行しているところから知識を仕入れてくる」

ことがおすすめです。


たとえば、昔SNSが普及し出したころ、あまり情報がありませんでした。

GmailやTwitter、Facebookといったサービスが始まった時代ですね。

そこで、先行しているアメリカでの情報を仕入れて、

自らも試してみて、日本に紹介する形でベストセラーを連発した著者さんがいました。


またビジネス関係では、

ネット通販などが始まったばかりのころ、

そこでモノを売る方法論が、まだあまり知られていない時代がありました。


そこで、やはり先行しているアメリカから、

ネット通販でのセールス方法や、そこでの文章の書き方などを仕入れてきて、

自らも試しつつ、日本に紹介してベストセラー著者となった人もいました。


こうした方法の共通点が、

「情報格差があるテーマを選び、先行しているところから知識を仕入れてくる」

だったのですね。


面白いのは、こうした「情報格差」があれば、

必ずしも長年の経験は必要ない、ということです。

先のSNSの本を出した人の本業は全く別の仕事でしたし、

ネット通販のノウハウを紹介した人も、長年の経験というほとではありませんでした。


「情報格差」があるところに目をつければ、

長年の経験がなくとも、新人著者でも、

ベストセラーを出せる、ということですね。


必ずしも、あなたの専門分野でなくともかまいません。

興味があることや好きなことの周辺で、情報格差を探しましょう。

そこに、売れる本を出す思いがけないヒントが埋もれているかもしれません。


ご参考になれば幸いです。

 

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