あなたの本、1行で表現できますか?
2025/04/24
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本というと、約200ページもあって「厚い」という印象がありませんか?
そのせいか、「あれも、これも」と多くの内容を書けるもの、
と考える人が多いようです。
でも実は、本は「1行」で要約できなければいけません。
それが「タイトル」です。
読者はタイトルを見て、
「自分にどんなメリットがあるのか?」
「それは自分にも再現が可能なのか?」
といった判断をします。
ですので、せっかくいい内容をいろいろ書いているのに、
この要約ができないと、
「どんなメリットがあるの分からない」
と読者は感じてしまい、手に取ってくれないのですね。
そう考えると、
「中を読めば、いいことが書いてあるので分かってもらえるはず」
という考えは、商業出版では難しいことが分かります。
本の内容がしっかりしたものであることは大切ですが、
それだけでなく、
「この本の魅力を伝えるために、1行で要約するとしたら?」
という考えていくことが大切なのですね。
また、1行に凝縮することで、本のコンセプトも明確になります。
「誰に、何を伝える本なのか?」
がしっかりと定まりますので、本の内容も軸が一本通ったものになるでしょう。
これは出版だけに限りません。
あらゆるコンテンツや商品、サービスでも、
「要するに、1行で言うとこれは何か?」
を考え抜くことで、同様に好影響が得られることでしょう。
ぜひあなたの書きたいことを、「1行」に練ってみて下さい。
ご参考になれば幸いです。