あなたのアウトプットが"売れる"に変わるコツ
2025/09/04
こんにちは、
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
自信をもってアウトプットした企画が通らない。
こちらの熱意と、出版社のリアクションのギャップに失望する。
著者あるあるですね。
ここで知っておいて欲しいのは、
決してあなたのノウハウや思い入れが悪いわけではない、ということです。
むしろプロとしての専門知識や、熱意などは評価されていることの方が多いです。
ではなぜ企画が通らないのか?
それは、「自分事」で書いてしまっているからです。
人はノウハウに自信があればあるほど、思い入れがあればあるほど、
書きたいことをストレートに書いてしまう傾向があります。
しかし、それでは読者には響きにくい。
なぜなら、読者も「自分事」で考えるからです。
「この内容、そもそも自分に関係があるのか?」
「ぜんぜん詳しくない自分にも、ストレスなく分かりやすいだろうか?」
「お金を払って読む時間もつくって、それで得られるメリットは?」
読者の自分事は、こういった心の声になるでしょう。
特に、プロである著者と素人である読者は、関心のあるポイントがズレていることが多いもの。
この点を踏まえてアウトプットしないと、響かない企画になってしまいます。
言い換えると、著者は「自分事」で書きたい想いを秘めつつも、
アウトプットはあくまで、
「読者になったつもりで自分事のように書く」
ことが求められるのですね。
これは言うは易しで、実際に行うとなると手間がかかります。
専門用語をそのまま使わず、比喩などを用いて分かりやすく書いたり
結論だけ書いて済ませたいところ、事例や具体例などを書く必要がでてきたり、
アウトプットしていて、ストレスがかかる場面が増えてきます。
でも読者目線に立って、そのストレスを甘んじて受け入れることができるかどうか。
ここが、あなたのアウトプットが"売れる"に変わるかどうか、転換点になるでしょう。
著者の競うべきポイントは、素人向けの親切勝負。
ご参考になれば幸いです。