"○○な本は必ずいい本"の法則とは?
2021/10/14
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
あなたは、
「○○な本は必ずいい本である」
という法則を知っているでしょうか?
ただ法則とはいっても、私が勝手にそう言っているだけなのですが (;´^_^`)
それは、
「読者に親切な本は、必ずいい本である」
ということです。
もし「本当かな?」と思ったなら、ちょっと考えてみましょう。
読者に親切であるためには、
まず読者が何を求めているかを知る必要があります。
相手のニーズを考えずに、親切は出来ませんよね。
なので、著者の言いたいことの押し売りになりにくく、
「読者が求めていることを伝える」本になりやすいのです。
これが、読者に親切な本がいい本になる、1つ目の理由です。
では2つ目の理由はなにか?
それは、
「分かりやすい表現の工夫」です。
人間、専門用語を使うのがいちばんラクできます。
余計な説明をせずひと言で済むからですね。
ただし、その知識がない人にとっては、意味不明にもなりやすいのが専門用語。
そこで「親切」になろうとすると、
著者にとってはある意味面倒くさい、まわりくどい説明を、丁寧にしてあげることになります。
当然、読み手にとって分かりやすく、すんなり理解できる本になりやすいのですね。
こうした「読者に親切」な本は、その気持ちも読み手に伝わります。
文字として「親切ですよ」などと書かなくても、
行間から書き手の動機を察する能力が、私たちにはもともと具わっているからです。
そうした気持=好意は相手に伝わり、口コミや他の情報も検索してくれる、などの
「ファン化」にもつながっていくことでしょう。
逆にいえば、「私の凄さをひけらかしたい」といった動機で書かれたなら、
それも読者に伝わってしまいますから、要注意とも言えますね。
いかがでしょうか。
「読者に親切な本は、必ずいい本」の法則。
ご参考になれば幸いです。