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"内容を詰め込んだ本"が売れない理由

2026/08/20

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

初めて本を出すとなると、長年ためてきた思いを、

「あれも書きたい」「これも入れたい」「せっかくだから、全部詰め込みたい」。

という気持ちになりませんか?


でも結論からいえば、詰め込むほど、その本は伝わらなくなります。

意外に思われるかもしれませんが、売れる本はいつも「1メッセージ」なのです。


そんなに絞り込んでいいのか?と疑問に思った方もいるかもしれません。

でも大丈夫。その理由は2つあります。


まず、「全部入り」の本は、読者から見て「自分のための本」に見えないからです。

読者が本を手に取るのは、たいてい「一つの特定に悩みに刺さったとき」です。

「人前で話すのが苦手」「お金の不安を減らしたい」「文章がうまくなりたい」。

その一つを解いてくれそうな本を、探しています。

そこにあなたの本が、「話し方も、お金も、文章も、健康も、全部わかります」と並べてしまったらどうでしょう。

読者はこう感じます。「これは、私の悩みの本ではないな」と。

八方美人な本は、多くの人に届くようでいて、誰にも刺さらないのです。


理由の2つ目は、詰め込むほど、一つひとつが浅くなるからです。

本のページ数は決まっています。読者が使える時間も、集中力も、限られています。

その限られた器に、たとえば10のテーマを入れれば、1つあたりの深さは10分の1にしかなりません。

ネットで調べれば出てくる程度の浅い話なら、読者はわざわざ本を買う理由がない。

広く浅くではなく、狭く深く。これが、お金を払ってでも読みたい本の条件です。


とはいえ、絞ることは、基本的には怖いもの。

いざ絞ろうとすると、気持ちの上で抵抗があるのが普通です。


でも絞ることは、捨てることではありません。

1つに絞って、そのメッセージが読者に深く刺さる。

単なる情報を、思い入れや感情を伴ったメッセージとして、その人の人生に影響を与えるものにする。

それが、絞るということです。

いかがでしょうか。

もしあなたが今、1冊にあれもこれもと詰め込もうとしているなら、勇気を出して、いちばん届けたい一つを選んでみてください。

ご参考になれば幸いです。

 

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