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「みんなに読んでほしい」が、いちばん届かない

2026/10/22

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

「この本を、たくさんの人に読んでほしい」

本を出すなら、誰もがそう願います。

でも逆説的ですが、それをそのまま企画に反映すると、逆に読まれない本になります。


なんでそんなことになるのか?

それは、「本を買う」ということの、ハードルの高さにあります。

お金を払う。

何時間もかけて読む。

保存に場所をとる...などなど。

読者は1冊のを買うまでに、小さなハードルをいくつも越えなければいけません。

しかも読んで良かったと思えるかどうかは、買う時点ではわかりません。

本は、払ってから結果がわかる買い物なのです。


だから浅く広い言葉では、そのハードルは超えられません。

なんとなく良さそう、とは思っても、わざわざ買ってまで読もうというところまでは届かないのです。


では、それらのハードルはどうやって超えるのか?

「これは自分のための本だ」という感覚です。

あなたも書店で、帯の一行に自分の状況がそのまま書かれていて、

思わず手に取ってしまったことはないでしょうか。

不特定多数の誰かではなく、たった1人のあなたに刺さったからこそ、その本を買ったはずです。


自分のことが書かれていると感じたとき、はじめて抵抗を越える力が生まれます。

そうなれば読者は立ち止まって手に取り、

レジまで持っていてくれます。

読者を絞ったほうが、結果的に多くの人に届きます。

いかがでしょうか。

読者を広げようとするなら、

まずは、あなたの本を誰よりも必要としている人を、一人だけ思い浮かべてみてください。

そこから企画は進みはじめます。


ご参考になれば幸いです。

 

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