修正し続ければ、必ずよい企画になる
2013/10/18
こんにちは、樺木宏です。
一般的には、出版社に企画を送って採用される確率は、
1/200〜1/1000とも言われています。
でも私の支援だと、その確率が2ケタ以上あがるのですが、
その秘密は「ブラッシュアップ」にあります。
ブラッシュアップとは、最初につくった企画を修正し、
より良いものに改善していくこと。
改善といっても、見出しを追加削減するレベルから、
企画の方向性自体を見直してゼロベースで再考案など、
いろいろな種類がありますので、結構大変です。
なぜこの「ブラッシュアップ」が大切かというと、いわば、
"出版社のダメ出しを先取り"
しているからです。
出版社が「売れない」と思う理由、「売れるかどうか分からない」という不安、
これらを徹底的に事前に潰しているのです。
そうなれば、あとは出版社の得意分野とのマッチング、そして編集者個人の興味次第。
数を打てば、必ず誰かの関心を引きます。
もしそれを先にやっておかなければ、本番で企画がスルーされて終わりです。
実際、私のやっている出版企画コンテストというイベントでは、約30通の企画を送ったのですが、
その内実に25近くの企画に対し、出版社が「一度会いたい」と言ってきます。
1つの企画に対し5社近く関心表明があったものもあります。
このように、ブラッシュアップを着実に行い、一定のレベルを超えさえすれば、
必ず出版社の興味、関心は引けるものなのですね。
逆に、残念ながら声が掛からなかった企画も、わずかながらあります。
それは例外なく、ブラッシュアップを途中で止めているケースです。
自分の書きたいこと通りには行かない部分もあり、辛い部分もある「ブラッシュアップ」。
しかしそれは、出版社のダメ出しを先取りし、結果を出す為の登竜門。
ここをくぐれば、著者への道は最短距離になります。