なぜ出版企画をつくらなければいけないのか?
2014/03/06
こんにちは、樺木宏です。
著者になろうとすると、必ず聞かされるのが「出版企画書」という言葉。
実は出版社が最も知りたいのはたった1点だけ。
それは、「売れるかどうか」です。
それ以外は、誤解を恐れず言えば「ノイズ」です。
売れるかどうかが伝わらなければ、いかにテクニック駆使して書いても全く評価されませんし、
複雑にしてみても、読み飛ばされるのがオチです。
さて、売れるとひと言でいってもそのチェックポイントはさまざま。
具体的には、
・商業出版の場合は、本当にあなたに執筆を頼んでも大丈夫か?という疑いを晴らす必要がある
・読者のニーズがあるかどうかをチェックしなければいけない
・似たような本と違って、新しいメリットが読者にあることを示さなければいけない
などです。
このチェックポイントが分かれば、極端な話、居酒屋で雑談でもよいのです。
ただ、出版社の意思決定システムが「編集会議」と呼ばれるもので、
1編集者の一存では決まらないので、企画書自体に独り歩きしてもらわなければいけないから、
出版企画書があります。
良く誤解されているのは、編集者に直接プレゼンすれば、採用確度が高まるのではないか、
ということ。
持って返って編集会議なのであれば、結局編集者に企画書を書き直すという余計な手間をかけるだけです。
その場で意思決定できる権限を持った人ばかりを呼んでいるのであればその限りではありませんが・・・
今日の記事には、知らなかった事が書かれていましたか?
だとすれば、確実に「売れるかどうか判断できる出版企画書になる」に近づきましたね。
ぜひ活かして、企画書を作成してみて下さい。