著者プロフィールを再度考える
2013/06/12
こんにちは、樺木宏です。
言うまでも無い事ですが、著者プロフィール、大切ですね。
出版企画の採用確度は、ある程度までは企画自体の面白さにかかっていますが、
最後のところは、
「この人に頼んで大丈夫か?」
という所に行き着きます。
編集者のこの不安を払拭出来るかどうかが成否を分ける、といっても過言ではありません。
その不安を払拭しなければ、いくら良い企画でも、採用される事はありませんので、
著者紹介はとても大切になってくるのですね。
皆さんのご経験、ご実積の中に、まだ書かれていない安心材料があるかもしれません。
以下は、過去にもお伝えしている著者紹介のチェックポイントです。
すでに著者紹介はなんども書いている方でも、再度見直してみる価値があります。
1,著者の思い入れを伝える
編集者に、「なぜこのテーマで本を書きたいのか」、
「誰をこの本で助けたいのか」を伝えましょう。
[感情移入」と同時に、「書く資格」をアピールする事に繋がります。
位置としては、こちらを冒頭に持ってくるのが良いでしょう。
「本書にかける熱い想い」と次につづく「経歴」の併用で、
十分な情報量と、編集者の共感が両立できます。
2,経歴を伝える
学歴、職歴を時系列で見せましょう。
まず、氏名と現在の職業を冒頭にご記載下さい。
その後、学歴、職歴などを記入します。趣味で取り組んだ事柄も対象です。
箇条書きや改行を多用し、簡潔に見せましょう。
このテーマの本を書くに値する専門知識を持っている事を証明する、という意味合いです。
ただ逆に、企画に関係ない事は省略したほうがよいでしょう。
ここの情報が少ない場合、編集者は「よく分からない人」という不安感を持ちます。
これは採用される上でマイナスですので、情報量で安心感をもってもらうようにしましょう。
3,実積を伝える
本企画を「語る資格がある」と思わせるのも著者紹介の役割です。
上記職歴を羅列するだけでは、無味乾燥ですので、
職歴に付随して、何を成し遂げたかを強調しましょう。
数字で示すのがベストです。
編集者に「これだけの実積を持つ人なら書けるだろう」という
信頼を得る事が目的です。
以上に沿って自分の著者紹介を見直してみましょう。
そうすることで、採用される可能性が格段に高まります。
チャンスを増やす為にも、ぜひご再考してみて下さいね。