HOME > 出版ノウハウ無料公開ブログ > 不安が消える、知識武装編 > 編集者は審査員ではなく、最初の読者です

出版ノウハウ無料公開ブログ

編集者は審査員ではなく、最初の読者です

2026/07/16

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さて、編集者との打ち合わせや持ち込みの場で、緊張してしまう。

そんな経験はありませんか?

無理もありません。

相手は出版のプロ。自分の企画の運命を握っている「審査員」に見えがちです。

でもよく考えてみると、それは勘違い。

しかも、あなたの企画内容にも悪影響があります。


なぜそう言えるのか?

編集者は「最初の読者」だからです。


商業出版は、読者に価値を届け、読者が対価を払うことで成り立っています。

つまり読者が主役です。

だから編集者が最初に見るのは、ただ一点。

「この企画は、読者にどんなメリットをもたらすか」です。

なので、まずは自分事として企画書を見ます。

「自分にとって、そのメリットが魅力的かどうか?」

という視点で、企画を読むのです。

編集者は、「最初の読者」なのですね。


そう考えると、企画書の中身そのものが、変わってきます。

「審査員」に向けて書くか、「最初の読者」に向けて書くか。

もし審査員に向けて書くと、企画書は「証明」になります。

自分がいかに正しいか、いかにすごいか。

実績の羅列、隙のない理屈。

こうした内容になるでしょう。


一方で、最初の読者に向けて書くと、企画書は「提案」になります。

読者はこんなことで困っている。この本は、それをこう解決する。

視線が、読者に向かいます。

そうなると目次は、読者の興味と分かりやすさを最優先につくられます。

読者はどこでつまずくか。

どこで「なるほど」と感じるか。

最後まで興味深く読み進められるか。

そして読み終えたとき、自分でも再現できるか。

そこから逆算して、章の並びが決まっていくのです。


このように、考え方1つで、まったく同じ著者さんでも、企画はまったく別のものになります。

編集者を「最初の読者」と考えていれば、

自然と読者目線の企画になり、

そのフィードバックも読者からの声として、よりよい企画にするアドバイスになります。

逆に、編集者を審査員と捉えていれば、ダメだしに聞こえ、凹むだけでメリットがなくなります。

どちらのほうが、より著者としての成功に近づくかは、言うまでもありませんね。


あなたの企画書は、審査員への「証明」になっていませんか?

ご参考になれば幸いです。

 

PageTop