自分で書かずライターに頼る、という選択肢
2026/10/29
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
「本を出したい。でも、文章を書くのは苦手で......」
「でもライターさんに頼むのって、ずるいことなのかな」
初めて本を出す人で、こんな疑問を感じている人も多いかもしれません。
結論からいえば、ライターに頼っていいですし、
むしろそのほうが、読者のためになることも多いです。
その理由は2つあります。
まず1つ目は、読者が求めているのは、文章ではなく中身だからです。
ビジネス書や健康本を手に取る人が求めているのは、著者の経験や知恵、そこから得られる解決策です。
美しい文章を味わいたくてビジネス書を買う人は、あまりいないでしょう。
あくまで文章は、中身を読者に届けるための手段です。
2つ目の理由は、その道の専門家といえど、文章が上手とは限らないからです。
たとえば、ある分野で長年実績を積んできた専門家が、一人で原稿を書き上げたとします。
内容は正確で、素晴らしいものです。
でも、専門用語が説明なしに並び、話の順番も著者の頭の中の順番のまま。
これでは、読者は途中で置いていかれてしまいますね。
ここにライター(最近は「ブックライター」とも呼ばれます)が入ると、話が変わってきます。
ライターは、著者から豊富なノウハウや事例を聞き出し、読者の興味を途切れさせないよう工夫しながら書きます。
同じノウハウが書かれていても、読み手の印象が、大きく変わってくるのですね。
それは売れる本にもつながりますから、
読者、著者、出版社、3方よしとなることも多いのです。
せっかくのノウハウも、伝わらなければ価値になりません。
著者は中身のプロ、ライターは伝え方のプロ。
役割を分けることは、本の価値を高めるといえるのですね。
ただ、ライターに頼っていいという話は、ノンフィクションに限ったものだと考えてください。
小説などのフィクションは話が別です。
フィクションでは、文章そのものが商品。言葉の選び方、文体、リズム。それ自体が作品の価値になります。
ですから、ここを人に任せることは、作品そのものを人に任せることになってしまいます。
いかがでしょうか。
ビジネス書や実用書を書きたいなら、文章力を理由に出版をあきらめる必要はありません。
まずは、あなたが読者に届けたい中身を、自信を持って磨いていきましょう。
ご参考になれば幸いです。



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