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著者なぜ目先の利益を追うと、大損をしてしまうのか?

2013/06/12


こんにちは、樺木宏です。


先日iPhoneアプリの人気ランキングを見ていたら、有名なマンガが全て無料で読める、

というのでランキング上位になっていました。

有料のクオリティのものが、無料で読める。

これだったら、思わずダウンロードしてしまう人が多いのも頷けますね。


さて、「ブラックジャックによろしく」というそのマンガの著者、佐藤秀峰さんは、

昔からWebサイトでは無料公開していたのですが、今回、新文化という業界紙の取材でこう答えています。

「(無料で公開することによって)有料コンテンツが売れるケースも考えられる」

「サイトのアクセス数はどんどん上がっている。非常に大きな広告効果も発揮しています」

「今回の取り組みを機に、新たな仕事につながるということもあるでしょう」


出版社との摩擦を生みながら強引に無料公開に踏み切ることは賛否分かれるところですが、

実は、上記の考え方自体は、いたって普通の著者のマーケティングの考え方そのものです。


実際に、このように俯瞰の視野で考えている著者は大きなリターンを得ています。

例えば、メールアドレスを入れるだけで、無料で小冊子を送ってくれる著者。

同様に、無料で音声CDを送ってくれる会社。

彼らもまさに、

・その後で有料コンテンツを売り
・サイトのアクセス数を上げて見込み客リストを獲得し
・新たな収益機会を得るためのブランディングをしている

のですね。

成功しているビジネス系の著者は、かなり多くの人が、このビジネスモデルを採用しています。

逆に、目先の利益を追うと、大損をしてしまうのが著者の世界。

やっかいなのは、将来の機会損失なので、大損をした自覚が少ないことです。

例えば出版をしたとき、100万円でできる広告投資がある、と聞いて、あなたはどう思うでしょうか?

額を聞いただけで、高いと思って引いてしまう人は、残念ながら損をする可能性が高い。

大事なのは、その後の収益機会や見込み客リスト獲得まで考えて、リターンを冷静に見極めることですね。

そうすれば、実は大変安い投資かもしれないのです。

なぜなら、セミナーを企業からオファーされれば、1件だけで10万は軽く越えることも多いですし、

広告費をかけてもそれが世に知られるきっかけとなり、波及効果を生めば、再版がかかり、

印税が入ってきます。

そうすると、さらにセミナーのオファーや、コンサルティングの依頼も入る可能性が高まる訳です。

ということで、投資が高いか安いかは、実は金額は関係ないのです。

この記事を読んでいただいている皆さんは、ぜひ"大きな利益"を追って頂きたいと思います。

 

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