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ほとんど知られていない、意外な商業出版のメリットとは?

2021/10/28

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

今回の記事タイトルを見て、あなたは何を連想しましたか?


出版で得られるメリット。

たとえば、

ブランド力が高まるとか、

集客が出来るとか、

ノウハウの棚卸しができるとか、

印税が入ってくるとか、

他のメディアヘの露出機会も増えるとか、

などなど、連想した方も多いと思います。


でも実は、もっと大きなメリットがあると、私は考えています。

それは、

「自分の負の感情と向き合えること」

です。


日頃私たちは、気持ちよさや熱中できる対象は求めますが、

気持ちよくないことや、負の感情は避けて通ります。

周りからも出来るだけイヤな気持ちにさせられないよう、

むしろいい気持ちにさせてもらえるよう、

そうした状態を目指して行動します。


言い換えると、

「周りによく思ってもらえるように、行動する」のですね。

そして、イヤな気持ちを感じそうになったら

目を逸らすか、あるいは相手を攻撃して、

気持ちをなんとかやりくりしています。


でも、商業出版では、ときにそれが出来ません。


というのも、著者の強みは「弱み」と紙一重、表裏一体であること多いからです。

強みを打ち出してブランディングするために、

より説得力を高めるために、

あるいはライバル著者たちと差別化するために、

たとえイヤな気持ちになったとしても、

自分の「負」の気持ちと向き合わざるを得ないのですね。


逆にいえば、周りの人に良く思ってもらいたくて、

「カッコつけた」内容だけをアウトプットしても、

それだけで通用することはほとんど無いといってもいいでしょう。


しかも、自分の弱みを文字にしてアウトプットし、

さらには不特定多数の人に読んでもらえるよう、

わざわざ世間に公開する、というハードルまで、

商業出版ではついてきます。


こうしたもろもろの過程が、

自分の弱みや負の感情を乗り越えて、

悩みを「昇華」することにつながります。

周りの人や世間に、いくら良く思ってもらっても、

悩みは永遠に消えません。

でも自分の内面と向き合えば、消すことができるのですね。

そういう意味では、

降って湧いたようにラッキーで本を出すよりも、

しっかりと自分と向き合って、苦労して企画を考案して本を出した方が、

得るものは大きい。

10年間多くの著者さんを見てきて、自分でも本を出した経験からも、そう思います。


今企画考案に苦しんでいたなら、それはブレイクスルーするための、

またとない絶好の機会。

ぜひ向き合って、乗り越えていきましょう。


ご参考になれば幸いです。

 

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