著者に学ぶ、置き換え不可能な人材になる方法
2013/07/16
こんにちは、樺木宏です。
ビジネスパーソンを取り巻く競争が激化していますね。
大企業信仰もいまだ根強いものがありますが、
大企業が万人単位のリストラをすることも珍しくない今では、
もはや偶像崇拝に近いナンセンスさを感じます。
そして近年では、日本人以外の採用人数の方が多い日本企業もザラにあります。
ユニクロや楽天はその典型例ですし、
IT分野では、インド人に置き換えられてしまう、という事が日常茶飯事です。
これからの時代は、「置き換え不可能な人材」にならなければ、生活レベルの維持もままならないでしょう。
しかし、残念ながら、日本のビジネスパーソンは多くの人が"コモディティ"な状態です。
自分の今の仕事は、自分にしか出来ない、といいきれる人は、残念ながら多くありません。
危機感はあるのに、実際はコモディティ人材のまま。
これは将来が不安ですね。
実際、こうした不安を解消する為の本が良く売れています。
ただ、残念なことになかなか結果が出せる人は少ないです。
それは、本の内容がごく一部の良書を除き、
・一個人の成功事例であって、様々なタイプの人が参考にできるものではない
・どうやるかという方法論は詳しいが、「何をやるか」という戦略の部分が書かれていない
からです。
売れている本を冷静に見ると、必ずしも良書がベストセラーになっているわけではないのですね。
ただ宣伝が上手い人、見込み客リストを多く持っている人、提携してヨイショし合っている
人達の本が売れてることが多いのです。
これは本に限らず、セミナーやWeb上の教材などでも同様です。
ではどうするか?ということですが、
「自分個人の差別化戦略を考える」
につきるでしょう。
自分自身の棚卸しをした事はあっても、差別化戦略まで考えたことのある人は、
多くないからです。
例えば私の経験上、著者を目指す人の多くが、出版企画を通じて初めて差別化を考えています。
著者になるほどの実績とノウハウを持っている人達ですら、そうなのですね。
逆に言えば、まだ皆がやっていない今だからこそ、抜きんでるチャンスがある、とも言えます。
ここで、皆がまだやっていないからやらない、と考えてしまうと、「コモディティ」なのですね。
出版企画を通して、自分の差別化戦略を考えましょう。
それは今の時代名誉欲などではなく、ビジネスパーソンの必須科目ですね。