本を出したあとが"本番"です
2015/05/13
こんにちは、樺木宏です。
さて、著者さんが本を出すと、嬉しいものです。
もちろん、ご本人がなにより嬉しいと思いますし、
編集者も喜んでいます。
皆達成感につつまれて、ハッピーなムードになります。
ですが私は、「ここからが本番ですよ」という事を良く言います。
というのも、本を出版するというのは、ビジネスパーソンにとっては、
ブランド力を上げる手段。
本を売って終わりではなく、読者とどう関係をつくるか、
次にどんなサービスを提供できるか、が目的です。
そう考えると、本を出した直後というものは、
「読者をどうやって見込み客にして、関係性を築いていくか」
がもっとも効果的に行えるので、力を入れて取り組むべき時期なのですね。
言い換えれば、見込み客とのコミュニケーションの機会を増やし、
売上につなげる具体的な行動を考案、実行できる絶好の時期を、
みすみす逃してはいけない、と言うことです。
では具体的にどうするか、という事ですが、
「読者は何に悩んでこの本を手に取ってくれたか」から逆算するのが良いでしょう。
本で解決しきれなかった悩みに踏み込んだり、
タイトル以上の、さらなる境地に押し上げてあげたり、
を、サービスとして提供するのです。
例えば、セミナーを開催はオーソドックスでお勧めな方法です。
以前、支援した本で、"社長向けに残業代を払わないですむ為の本"がありました。
出版後、自社の残業代をどれくらい減らせるかのワークを中心としたセミナーをやりましたが、
その結果、そのセミナーだけで、顧問契約が数社とれました。
いかがでしょうか?
本が出たら、「ここからが本番」という気持ちで、ぜひ取り組んで見て下さいね。