アウトプットの"質"は熱意が9割
2018/10/18
こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
薄曇りの中ひんやりした空気のが続きますね。
私の机の上では、子ねこの兄弟が寝ていて、
癒されながらこの記事を書いています。
さて、初めて本を出版しようとすると、まず迷うのが「何を書くか」ですね。
自分のビジネスがらみのことを書くのは決まっていても、
それをどんな切り口で、誰に向けて書くかはよく分からない。
だから今売れている本を見て、なんとなく真似して企画を立ててみる・・・
誰もが、こんな感じで始めての商業出版にとりかかるのではないでしょうか?
でも、これ実は、かなりまずいパターンです。
「えっ、そうなの!?」
とという感じですよね。
でもこのままいくと、書店にたくさん並んでいる本と、似たような本になってしまうのが、
まずい理由の1つ。
そしてもっとまずいのが、
「読者の心の琴線に触れない、心があまり通っていない本」
になってしまうことなのです。
問題の本質は、そのテーマではあなたが「熱く」なれないこと。
熱くなれないとどうなるかというと、「緊張」します。
「こういう内容を書いたら、出版社にどう思われるかな?」とか、
「こういう内容を自分の名前で世に出して、反論や低評価のレビューが来たらイヤだな」
などなど。
要するに、他人の目がとても気になって緊張してしまうのです。
そうなると、
ちょっと専門用語を使ってカッコつけてみたり、
婉曲な表現をして伝わりづらくしてみたり、
断言できない自信のなさを、謙虚っぽい表現でごまかしたり・・・
となってしまいます。
これでは、「読者の心の琴線に触れない、心があまり通っていない書籍」
になってしまうのも当然ですね。
これを解消するには、テクニックでは難しいです。
そうではなく、それ以前の「何を書くか」の段階で、
あなたがどれだけ「熱くなれるか」で決まります。
もしあなたが本当に「伝えたい!」と熱く思っているならば、
髪を振り乱してでも、他人の目など気にせず伝えるでしょう。
それが、文字になっても、読者に届くのです。
言い方はキツイですが、出版社や世間からの見られかたを気にしているうちは、
まだ書くことに対して「本気になれていない」証拠。
自分のことだけ考えている証なのです。
肝心なのはアウトプットのテクニックではなく、
「あなたの熱さ」。
書き始める前に、9割がた勝負はついています。
ぜひ世間体などぶっ飛ばした、あなたならではの熱い切り口を見つけていきましょう。
あなたのアウトプットを本当に価値あるものにするための、
ご参考になれば幸いです。