何度考えてもストレスが少ない、出版企画の考えかた
2015/11/11
こんにちは、商業出版コンサルタントの樺木宏です。
出版企画は、なかなか考えるのが大変ですね。
そもそもハードルが高い上に、なんども修正をすることもしばしば。
考える事自体が苦痛になってしまったり、途中でエネルギーが切れかけたりした経験はないでしょうか?
でも、本を何冊も出し続けるということは、出版企画を考え続ける、という事ですから、
ストレスなく企画を考えることは、あなたのブランド力に関わる一大事。
ここはしっかりと、最初にノウハウを身に付けておきたい所ですね。
そこで、何度考えてもストレスが少ない企画の考え方、が大切になってきます。
結論から言えば、
「コンセプトから考えはじめ、最後もコンセプトのチェックで終わる」
ことが、最も効率の良い企画の考え方です。
なぜなら、企画の成否は8割方ここで決まるほど言ってもよいほど重要なのに、量はとても少なくて済むからです。
具体的には、コンセプトとは、
「誰に、何を伝えるのか?」
たったこれだけです。
いくつも考え、絞り込み、あとで改善する上で、理想的な効率の良さなのですね。
しかし、たったこれだけの量なのですが、先も言ったように、企画の成否は8割方ここで決まります。
だからコンセプトが甘いまま目次や企画書を書いても、それは徒労におわってしまいます。
考える事自体が苦痛になってしまったり、途中でエネルギーが切れかけたり、というのは、
コンセプトをあまり考えなかったから、というのがほどんどの原因といっても良いでしょう。
ですので、企画書や目次を作り込む前に、このコンセプトをしっかり練っていきましょう。
コンセプトを考えるための方法は、2つあります。
1つ目は、あなたが「こう主張したい!」という熱い思いから考えるアプローチです。
あなたがなぜ今の仕事をしているか?
本を書こうと思ったきっかけになった動機などを元に、
誰を読者にするか、何を伝えるか、を主観で決めていきましょう。
1つは、世の中が求めていることから考えるアプローチ。
今売れている本やテーマを調べ、どのような内容が売れており、逆にどんなものが売れないか、
を元に、コンセプトを決める、というやり方です。
こうした2つの入り口から入り、
「あなたが書きたい事で、しかも世の中から求められていること」を、
「誰に、何を伝えるのか?」という形で書き出していきましょう。
それを書き出した上で、売れるかどうかチェックし柔軟に修正し続ける。
出版企画考案の最短距離を通って、本を何冊も、ずっと出し続けていきましょう。
あなたのブランド力を高める、ご参考になれば幸いです。