あなたの著者としての"勝負ポイント"を知る
2014/05/27
こんにちは、樺木宏です。
さて、著者としてのあなたには、勝負するべきポイントがあります。
この事を知らないと、商業出版で本を出す実力がありながらいつまでも出せない、
あるいはせっかく本を出したのに、その後が続かない、
といった残念な事も起こり得ます。
そうならない為にも、ぜひここは知識武装しておきたい所ですね。
結論から言えば、勝負ポイントとは、知名度と実績の組み合わせです。
1)知名度も実績もある
2)知名度があるが、実績はない
3)知名度は無いが、実績はある
4)知名度も実績も無い
の4種類です。
あなたは、著者としてはどのカテゴリーに入るでしょうか?
まずはそれを明確にすることが第一歩です。
もしあなたが(1)の"知名度も実績もある"タイプなら、さほどの努力をせずとも出版が決まります。
出版社はあなたのような方を探していますので、急がないのなら、向こうから声がかかるのを待っても良いでしょう。
あなたが(2)の"知名度があるが実績はない"タイプなら、販売力で勝負しましょう。
ファンが多いあなたであれば、その販売力をアピールすることで出版社のリスクが減ります。
それはつまり企画採用のハードルを下がるという事ですから、どんどんハードルを下げて、出版を決めましょう。
出版点数が多い著者には、このタイプが多いです。
もしあなたが(3)の"知名度は無いが実績はある"のでしたら、内容で勝負です。
その確かな実績に裏付けられたノウハウを、分かりやすく、今の時代に沿った形に工夫しましょう。
そうすることで、読者の再現性がたかい、良い本になるでしょう。
さて、もしあなたが(4)の"知名度も実績も無い"タイプだったら、どうすべきでしょうか?
実は、諦めることはありません。
企画力で勝負すれば良いのです。
実績は自分ではなかなか気づかなくとも、埋もれていることが多いですし、
大きな実績でなくとも、小さな実績を組み合わせればよいからです。
そして自分の書きたいことだけでなく、今世の中が求めていることとの接点を探っていく。
そうすれば、自分ではたいした事がないと思っていても、一定数の読者から高く評価される
企画になります。
それを裏付けるかのように、最初自分には無理かもと思っても、思い切って行動してみたら
出版が決まった、という著者さんは、非常に多いものです。
ただ気をつけたいのは、ベストセラー志向の強い編集者や出版プロデューサーは、
まず間違いなく(4)のタイプは切り捨てて来ます。
そこで自信を失ってしまうのは勿体ない。
やはり最初の出版こそ、知名度や実績がそれほどなくとも、しっかり支援してくれる編集者、
出版プロデューサーを選びたいですね。
いかがでしょうか?
ぜひあなたの"勝負ポイント"を知り、さらなる飛躍に結びつけて下さい。