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あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2023/11/14弱点こそが、最強のコンテンツになる

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を出版しようとすると、

「あなたの強みは?」

という問いが一般的ですね。


それは確かにそうなのですが、

実際に強みを探して引き出そうとするなら、

逆に「弱み」や「コンプレックス」に注目したほうが、上手くいくと感じています。


というのは、私たちの行動の原動力には、

ポジティブなものよりも、ネガティブなものの方が多く、かつ強いからです。


人は快楽を得るよりも苦痛から逃れたい、という欲求の方が倍以上強いことはよく知られていますし、

これを証明した行動経済学者ダニエル・カーネマンはノーベル賞も受賞しています。

また人は、目標と現状にギャップを感じると、それを埋めようとして行動を起こしますし、

コンプレックスが強いと、競争心も強くなり、逆境にも強くなることが知られています。


こうした原動力で動いた先に、高いスキルや専門性、そして実績があることは、ある意味当然のこと。

実際、偉人の伝記などを読んでも、ほぼ例外なく最初はコンプレックスからスタートしているのは、

こうした理由からです。

ただ、こと自分の話となると、話は別になってしまいがちです。

普通の感覚では「弱みは隠すもの」であり、

ましてや本を書く上で、それをさらけ出したほうが上手くいく、

というのは頭では理解できても、なかなか気持ちでは納得しにくいもの。


その違和感や戸惑いを乗り越えることで、あなたのポテンシャルはさらに引き出していきましょう。

弱みこそが、あなたの強みを引き出すポイント。


ご参考になれば幸いです。

 

2023/04/20自分の"武器"に気づくには


こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さて、本を出したい方のご相談に乗っていると、

「素晴らしい強みを持っているのに、気づいていないようだ」

と感じることが多々あります。


それもそのはずで、

人間の脳というのは、自分が出来ることは「当たり前」だと感じてしまうからです。

だから「これくらい、他の人も出来るだろう」とか、

「なんでこんなことが評価されるのか」といった感じ方をしてしまうのですね。


しかし商業出版では、その強みこそが大切。

似たような本と差別化し、独自性を打ち出すために必要ですから、

ぜひ気づけるようにしたいものです。


ではどうするか?ということですが、

自分自身を基準にしていたのでは、

脳のしくみから言っても気づくのは困難。

であれば、目線を他の人に変えてみましょう。


たとえば本でいえば、「読者目線」です。

「自分にとっては当たり前だが、読者からみたら、けっこう凄いことなのでは」

という風に、相手の目線になって想像してみましょう。

あるいは、「過去の自分」の視点から見てみるのもよいでしょう。

「今では普通だが、あの時の自分からしたら、けっこう凄いな」

と再確認できるかもしれません。


逆にしたくないのが、「ライバルの目線」から見てしまうこと。

「もっと高度なことを書かなければ」

となってしまいがちで、

レベルがどんどん上がってしまい、その分読者が限られた人になり、

本としては売れにくくなってくるためです。


自分の強みに気づければ、

著者として商業出版できる可能性が高まるのはもちろんのこと、

ビジネスにおいても「選ばれる」可能性が高まります。


ちょっと目線を変えて、

自分自身をもっと評価してあげましょう。

 

2023/03/30著者としての"武器"は意外なところにある

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


さて、いきなりですが質問です。

あなたの著者としての武器は何でしょうか?


そう聞くと多くの人が、自分の経歴や実績、得意分野などを思い浮かべるようです。

しかし商業出版では、その発想ではちょっともったいない。


なぜなら、それは読者から見れば、

「自分にどう関係があるのか?」

がよく分からないからです。


なんとなく凄いとは思うものの、その分、

「上からお説教されたらイヤだな=敬遠される」

か、

「書店にいけば凄い人の本ばかりだから、違いがよく分からない=選ばれない」

となってしまいがちです。


というか、十中八九、そうなります。

本を出していてもおかしくない実績の持ち主なのに、なかなか本を出せない人は、

ほぼこのパターンです。

ではどうするか?

ということですが、

「読者の悩みに、具体的に寄り添う」

ことで、好循環が回りはじめます。


たとえば、

「自分の○○という強みは、読者の□□という悩みをラクに解消できる」

という風に、「○○」「□□」のところを具体化しましょう。

それが読者に刺さったとき、

「この人の本を読んでみたい!」

となります。


出版社での企画の採用確度もアップし、

本として書店に並んでも売れる本になり、

自動的に著者の歯車が回りはじめます。


それがあなたの武器でなくて、何でしょうか。

ぜひ、ポテンシャルフルに発揮して欲しいと思います。

 

2022/03/17"自分の強みが分からない"ときはこうしよう

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


自分の強み。

商業出版で本を出そうとすると、

このキーワードが気になってきますね。


書店に本が並んでいる著者たちは、

皆自分の強みを活かして本を出している人たちばかりですから、

こちらも強みを活かして、本を出す必要が出てきます。


でもそこで、

「あれ?自分の強みって何だっけ?」

と思い、不安になってしまう人が多いのものです。

こんなときは、どうすればよいのでしょうか?


誤解を恐れず言えば、あまり考える必要はないと思います。


強みが必要ない、ということではありません。

商業出版ではそれは大切です。

でも、自分で考えても、なかなか見つからないのも事実ですし、

そんなときは、考え過ぎても不安が募るばかり。

逆に流行に流されて、自分のよさを見失ってしまうこともしばしばです。


だからそんなときは、

自分で考えるというより、

「他人の意見を聞いて、感じること」

のほうが上手くいきます。


自分のことを客観的に見れるのは、やはり他の人。

その意見を活用しない手はありません。


また不安に思っているときは、そうした気持ちが前提となって、

弱点がクローズアップされてしまいがち。

そうした考えは、意識を集中すればするほど強まってしまいます。


そうならない為にも、

他の人の意見を聞いて、考え過ぎずに感じる程度にすること。

これが大事なのですね。


なお経験上、

「これだ!」という強みが見つかったときは、

本人のリアクションとしては、

「えっ?それが強み?他の人も出来る当たり前のことじゃないんですか?」

ということも多いです。

それだけ人は、自分のことは当然の前提としてしまい、

強みに気づきにくいものなのですね。

でも、

「そう言われて見れば、そうかな」

くらいのつもりで、具体的に行動してみると、うまくいくことが多いのです。


いかがでしょうか。

自分の強みが分からないときは、

「他人の意見を聞いて、感じること」


ご参考になれば幸いです。

 

2021/12/23"時間を浪費してきたこと"を大事にしよう

こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


私たちは子どもの頃から、

「役に立つ」ことはよいことだ、と教わってきました。

言い換えると、

「そんなの何の役に立つの?」

ということは、ムダでよくないことだ、と教わってきています。


でもその考え方は、著者として本を出そうというときは、

時として邪魔になることも多いのです。


なぜかというと、

「これは役に立つ」ということは、多くの人がすでにやっているからです。

そうした知識や方法論は、ごくありふれてしまっています。

なので、似たような本もたくさん出ています。


そういう中で、

「これは役に立つから、本にして出したい」

と思っても、

「埋もれてしまって売れないだろう」

と、出版社からは判断されてしまうのです。


逆に、一見役に立たないようなことの中に、

キラリと光るダイヤの原石は埋もれています。


本人にとっては、当たり前になってしまっていること、

客観的に見ても過剰なくらいムダが多いこと。

そうしたものの中に、

「その人ならではの、想いのこもった、オリジナルな何か」

が、埋まっていることが多いのですね。


そうした素晴らしいものを、

「役に立たない」

と切り捨ててしまっては、

著者としての強みの大半を捨ててしまうのも同然でしょう。


むしろ、逆。

"時間を浪費してきたこと"を大事にして、

自分の思い入れとこだわりと、かけてきたエネルギーや時間を大切にすること。

それが出来れば、

思いがけない著者としての強みが見つかり、

その他大勢に埋もれず、

独自の光りを放つコンテンツが生まれます。


商業出版で本を出すのであれば、

そうした強みを見つけて活かしていきたいものですね。


ご参考になれば幸いです。

 

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