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あなたに隠された「著者の強み」に気づく

2026/06/26書きたいことと、求められていることの板挟み解消するには?

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

本を出そうと考え始めると、たいていの方が、

「書きたいこと」と「求められていること」

の二つの板挟みになります。

「自分が本当に書きたいのはこのテーマだ。けれど、これは世の中から求められているのだろうか」。

あるいは逆に、

「売れ筋はこちららしい。けれど、正直あまり書きたいと思えない」といった具合です。


でも私たちは、すでにこうした板挟みを経験しています。

「趣味」と「仕事」の違いです。

趣味というのは、突き詰めれば自分のためにやることです。自分が楽しいから、満たされるからやる。

一方で仕事というのは、他人のためにやることです。誰かの役に立つから、その対価としてお金をいただける。


商業出版も同じです。

同じ「文章を書く」という行為でも、自分のために書けば趣味の日記になり、他人のために書けば仕事としての本になります。

「書きたいこと」だけを追いかけると、それは限りなく趣味の日記に近づいていきます。

書いている本人は満たされるのですが、読者にとっての必要が抜け落ちているので、企画はなかなか通りません。

逆に、「求められていること」だけを追いかけてもうまくいきません。

流行を追って書いたものには、著者自身の必然性がない。

中身がどこかで聞いたような内容になりやすいですし、書き手に熱がないことも、不思議と読者に伝わってしまいます。

そして熱のないテーマを、人はなかなか200ページも書き続けられないものです。


では、どうするか?ということですが、

それは、あなたの「書きたい」という熱量と、

読者の「これを知りたい」という切実なニーズとが、ちょうど交差するポイントを探しましょう。

趣味と仕事の境目で言えば、

「自分が心から打ち込めることが、同時に誰かの役に立っている」

----その重なりの部分にこそ、あなたが書くべきテーマがあります。


あなたが今いちばん書きたいことは、誰の、どんな悩みを解消するものでしょうか?

 

2026/04/30著者紹介で"9割の人がやってしまうミス"とは?

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。

プロフィールと聞いて、あなたは何を連想するでしょうか?

もしここで、「履歴書」という言葉が浮かんだなら、ぜひ今回の記事は読んで欲しいと思います。


というのは、著者のプロフィールを履歴書のように書いてしまうことは、

誰もが陥りがちな「落とし穴」だからです。


たとえば、

出身大学、勤務先、保有資格、受賞歴、メディア掲載実績、講演回数...

これらはどれも事実ですし、これまでの努力の証だと思います。

しかしこと出版においては、出版社が最も知りたい情報ではないのです。


では最も知りたいことな何か?

それは、

「なぜこの人が、この本を書くべきなのか?」

ということです。

ここで、「なるほど、この人にこの本を書いてもらいたい」と思わせることができなければ、

たとえ企画が素晴らしくても、あなたにオファーがくることはありません。

出版社はお金を出す側なので、よりよい内容を書けそうな人がいれば、そちらにオファーできるからです。

そうならない為にも、

「あなたこそが、この内容を書くのにふさわしいこと」

を、工夫して全力でアピールすべきなのです。


では、どう書けばいいのか?ということですが、

避けたいのは、

経歴の情報量や文章量をひたすら増やしてしまうこと。

盛ればれば盛るほど、個性的なアピールポイントが埋もれてしまいます。


むしろ、「この本を書くにふさわしい理由」が浮かび上がるように、

エピソードを「引き算」していきましょう。

情報量が少ないほど、逆に書かれた内容の訴求が強まっていきます。

経歴は最小限でも、「この人だから書ける」という必然性が、しっかりと立ち上がってきます。

編集者が見たいのは、まさにこれなのです。


資格の数でも、肩書きの厚みでもなく、「企画と著者がつながっている根拠」。

それさえあれば、新人著者であっても、企画は前に進みます。

著者プロフィールであなたの可能性を引き出す、ご参考になれば幸いです。

 

2026/01/08新年の抱負の落とし穴!?

こんにちは、

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


新年といえば、目標や抱負を考える人も多いのではないでしょうか。

「今年は本を出せるようになろう」

「そのためにもっと頑張って実績をつくろう」

といったイメージですね。


もちろんそうした抱負は素晴らしいのですが、

こと商業出版に関して言うと、気をつけたい落とし穴があります。

それは、

「読者や出版業界が求めていることとは、違う努力をしてしまう」

という落とし穴です。


そもそも著者というのは、何も「凄い人」である必要は全くありません。

なぜかと言えば、買うかどうかを決めるのはあくまで読者だから。

読者からすれば大切なのは、

「自分にとってメリットが大きいのはどちらか?」

「自分にとってどっちの本が分かりやすいか?」

といったことが最も大切で、いってしまえばそれ以外のことは二の次です。


なので読者が著者プロフィールを見比べて、

「こっちの人の方が実績が凄いからこの本を買おう」

ということは、あまり起こりません。

だから出版社もそこまでプロフィールを最優先には考えません。


こうした事情があるにも関わらず、

「もっと実績を積まなければ」とか、

「まだまだ本を出せるほどではない」

と考えてしまうと、

読者や出版業界が求めていることとは、違う方向の努力をすることになってしまいます。

今すぐにでも本が出せるのに、その機を逃してしまったり、

時間と労力をロスしてしまうなどなど。

新年早々立てた目標がちょっとズレていて、今年の努力が無駄になってしまうのではもったいないですね。


このことを知らないと、将来的にも悪影響があります。

いざ自分が「本を出すのにふさわしい」と思えるようになったとき、

読者のための工夫を怠りがちになるのです。

たとえば、

「こんなに凄い人が教えるんだから、読み手の方がついてきて当然」

といったスタンスになってしまうのですね。

工夫が弱いので企画が通りませんし、仮に通っても売れない本になりがちです。

こうした本は自費出版では非常に多く見かけます。

せっかく頑張って実績を積んだのに、逆に出版から遠のいてしまうのでは、

元も子もないですね。


いかがでしょうか。

著者というのは、「凄い人」である必要はありません。

それよりも、読者にいかに寄り添うか。

そこに焦点を当ててから努力することのほうがずっと大切。

今年得られる成果も、全く違ったものになってくることでしょう。


著者としての新年の抱負の、ご参考になれば幸いです。

 

2025/01/23自分の強みには、なぜ気づけないのか?

こんにちは、

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


いきなりですが質問です。

あなたは著者としての自分の強みを、100%本に活かしているでしょうか?

これに「はい」と答えられる人は、少ないと思います。


というのも、

「自分のことは、自分ではよく分からない」

ことが多いからです。


たとえば優秀な人ほど、

「自分の知識や経験は、それほどたいしたことが無いのでは?」

という風に、自分を過小評価する傾向があります。

これは「ダニング・クルーガー効果」

という名前でも知られていて、

日本人だけでなく、世界の人々に共通の傾向です。


本を書こうという人はそもそもが優秀な人が多いですから、

こうした「過小評価」の傾向もまた、強くなりがち。

せっかく素晴らしい強みを持っていても、

「自分などたいしたことがない」

と勘違いして、その強みを活かせないことが増えてしまうのですね。


かく言う私も。お恥ずかしながら同じです。

懇意にしている編集者と雑談していて、

「それ、面白いですね。本にしませんか?」

と言われるまで、

自分自身の強みを活かせるテーマに気づけませんでした。


多くの著者さんの強みを見出して190冊以上の本を手がけてきた私ですが、

あの時の「ひと言」を言ってもらわなかったら、

自分の10万部のベストセラー本は生まれていなかったと断言できます。


このように、

「他の人に、自分について意見してもらう」

ことは、時にとても大きな気づきを与えてくれます。


それも、できるだけ忖度せずに、

思ったことをそのまま言ってくれる人がベスト。

そうした率直な意見が、自分自身の過小評価に気づき、

逆に強みを活かした企画を生みだす、

よいきっかけになることでしょう。


なお余談ですが、先の「ダニング・クルーガー効果」は、

逆の方向にも働くことが分かっています。

あまり優秀でない人は、そのことになかなか気づかず、

自分を「過大評価」してしまうそうです。


自分を知るということは、ほんとうに難しいですね。


あなたの隠れた強みを見出す、ご参考になれば幸いです。

 

2024/08/29自分を過小評価しなければ、出版はうまくいく

こんにちは。

保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。


本を出すのって難しい、そう思っている人が多いと思います。

でもそれは、本を出すための考え方を知らないだけ、ということもしばしばです。


たとえば、

「自分は実績や経験がまだ足りない・・・」

と感じている人は多いのですが、

実はそこは、それほど問題ではなかったりします。


ちょっと見方を変えるだけで、

あるいは経験を組み合わせるだけで、

十分著者として書く資格がある人は多いものです。


また。書店の本を見て、

「自分のほうが、もっと高度な内容を書ける」

と感じている人も多いのですが、

そこもポイントではなかったりします。


そうした本の著者もいろいろ書けるのですが、

読者の目線に合わせて、

あえて易しく書いているケースがほとんどです。

このようなことを知らずに、考え方がズレてしまうと、

思い込みで、自己卑下してしまうことに。

せっかく持っている強みを見過ごしてしまうのはもったいないですね。


そうならない為に大事なのは、

「自己評価」を疑ってみることです。


著者としての自分の、

「どこが強みで、どこが弱みか」

が、最初から正確に分かる人などほとんどいません。


「出版社はどういう考え方で、著者を見ているのか、どう評価されるのか。

 それを踏まえて、自分の強みを活かすには、

 どんなテーマで、どんな切り口の企画がベストなのか」


最初から自力でこんなことを思いつける著者はいないのですから、

客観的に、第3者のプロの考え方を聞いてみましょう。


著者としての自己評価を下すのは、

まず評価基準を知り、自分を客観視してから。

ご参考になれば幸いです。

 

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