自分自身のノウハウが、一番把握できていない!?
2014/07/08
こんにちは、樺木宏です。
さて、あなたはご自身のノウハウを、把握しているでしょうか?
こう言うと「もちろんだ」という声が聞こえて来そうですが、
実は結構これがそうでも無いのです。
本を出したレベルの人でも、自分のノウハウを把握できていない事が多い、
というと驚くでしょうか?
特に優秀な人ほど、意外と把握出来ていない事が多い。
仕事上で行動したり、人から聞かれて答えたり、事業でアイデアを出さなければいけないときには
「反射」でどんどん対応できてしまうので、改まって
「体系化」した事が無い、という人がほとんどなのです。
考えてみれば、人間の脳というのは省エネするように出来ています。
すでに分かっていることを再度エネルギーを使って、いちいち見直したりしません。
その他のノウハウとの関連や、俯瞰で見たときの位置付けなど、確認しません。
だから、自分のノウハウはもっと大きな知の体系の中ではどのような位置付けなのか、
それは他の分野とどう関連し、どう応用できるのか、などは知らない事の方が多くて当然なのです。
でも「本を出す」となると、状況が変わってきます。
ご存知のように、本はノウハウを文字にしなければいけませんし、
読者にとって分かりやすいように解説し、結果が出せるように順番に並べ替えなければいけません。
ここで戸惑う人が多い、という話なのですね。
逆に言えば、これさえ出来れば、ある意味誰でも本が書ける、という事です。
そのためには、日頃から自分の知識だけでなく、周辺領域や、全く関係ない分野の知識を
吸収することで、
「相対的に自分の知識を観る」
機会を持つ事が、とても大切なのですね。
あなたの知識をスムーズに本にする為の、ご参考になればと思います。