思っているよりも価値がある、あなたの○○とは?
2016/06/15
こんにちは、樺木 宏です。
さて仕事柄、著者さんの強みを見いだし、出版企画に反映する、ということを繰り返しているのですが、
「こんなに素晴らしいものを持っているのに、なぜ自分では気づかないのか?」と不思議になることがよくあります。
私から見たら、「ぜひそれを活かして、テーマの中心にしましょう!」
くらいの勢いなのですが、
「えっ、そんなことが凄いんですね」
というような感じで、はじめて聞いた、ような顏をする方が多いのです。
それもそのはず、人間の脳というのは、とてもエネルギーを消費する器官なので、
「当たり前」をつくりだして、省エネしてしまいがち。
普通の人なら、そうなんだ、で終わって良いのですが、
あなたが出版企画をつくろうとするとき、強みを見落とさせてしまうのですから、
著者としてはぜひ気をつけたいところですね。
特に気をつけたいのは、自分自身の経験や主観を、過小評価してしまうことです。
例えば、読者と同じ悩みを克服したこと。
これは著者としては、読者の共感を得られるだけでなく、書く資格を出版社に証明する実績であり、
臨場感のある事例を豊富に持っているという強みもであり、確信に満ちた文章を書く原動力にもなります。
例えば、自分の意見が他人と違うこと。
同じような内容の本が多い中で、それは独自性という強みになります。
出版社からみれば新しい切り口であり、読者からみれば視野を広げてくれる本になります。
例えば、過去残念だった時期があること。
そうした過去は隠してカッコいいことだけ書きたい著者が多い中で、
それは裏表の無い人、読者を励ます人、というブランディグになり、
企画の説得力を高める材料にもなります。
ほかにもいろいろとあるのですが、上記は本当によくある例として、お伝えしました。
脳はあなたの強みを覆い隠してしまうもの。
そこを打ち破って強みを引き出し、あなたのベストの書籍を作り出して下さいね。
ご参考になれば幸いです。