自分の"武器"に気づくには
2023/04/20
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、本を出したい方のご相談に乗っていると、
「素晴らしい強みを持っているのに、気づいていないようだ」
と感じることが多々あります。
それもそのはずで、
人間の脳というのは、自分が出来ることは「当たり前」だと感じてしまうからです。
だから「これくらい、他の人も出来るだろう」とか、
「なんでこんなことが評価されるのか」といった感じ方をしてしまうのですね。
しかし商業出版では、その強みこそが大切。
似たような本と差別化し、独自性を打ち出すために必要ですから、
ぜひ気づけるようにしたいものです。
ではどうするか?ということですが、
自分自身を基準にしていたのでは、
脳のしくみから言っても気づくのは困難。
であれば、目線を他の人に変えてみましょう。
たとえば本でいえば、「読者目線」です。
「自分にとっては当たり前だが、読者からみたら、けっこう凄いことなのでは」
という風に、相手の目線になって想像してみましょう。
あるいは、「過去の自分」の視点から見てみるのもよいでしょう。
「今では普通だが、あの時の自分からしたら、けっこう凄いな」
と再確認できるかもしれません。
逆にしたくないのが、「ライバルの目線」から見てしまうこと。
「もっと高度なことを書かなければ」
となってしまいがちで、
レベルがどんどん上がってしまい、その分読者が限られた人になり、
本としては売れにくくなってくるためです。
自分の強みに気づければ、
著者として商業出版できる可能性が高まるのはもちろんのこと、
ビジネスにおいても「選ばれる」可能性が高まります。
ちょっと目線を変えて、
自分自身をもっと評価してあげましょう。