「象徴」をつくれば、企画が輝く
2013/05/30
こんにちは、樺木宏です。
さて突然ですが、あなたのノウハウには、
「象徴」
がありますか?
なぜこんな事を聞くかというと、
商業出版は、いわば著者同士のポジション争いだからです。
目立たなくては、読者に選ばれないし、勝ち残れ無いのですね。
気を引き、印象に残すために、有効な武器となるのが「象徴」なのです。
例えば、「チャップリンのステッキの話」をご存知でしょうか。
これは知り合いの編集長から聞いた話なのですが、
当時、シルクハットをかぶり、スーツを着た喜劇俳優はものすごく沢山いたそうです。
あのスタイルも、実はありふれたものだったのですね。
しかし、ステッキを持っていたのはチャップリンだけでした。
それが、彼をして一躍スターダムに押し上げるのに一役買った、という話です。
著者の場合も、全く同じことが言えます。
似たようなノウハウを持ったライバル著者が多い中、
ステッキのような「象徴」をもつことで、ポジション争いに勝てるのですね。
まだ出版していない人であれば、それで本が出せる可能性が高まります。
もう出している人であれば、次に出す本が売れる可能性が高まります。
すでに売れる本を出している人であれば、本を出し続けられる可能性が高まります。
あなたの象徴は何でしょうか?