商業出版では"正しいこと"は要注意です
2018/07/26
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
さて、本日の記事のタイトル。
商業出版では "正しいこと" を書く場合は、注意が必要です。
こういうと、
「正しい事を言って何が悪い」
という声が聞こえてきそうですが、実はこれが意外なほど、あなたの著者デビューや、
本を出し続けることに役に立つ情報なのです。
それはなぜか?
なぜなら、
「正しいことは、皆と同じこと」
になってしまうからです。
そもそも、商業出版とは、読者の問題解決。
そしてあなたはその問題解決をするプロです。
そのこと自体は、問題ありません。
しかし問題は、各業界には、「正しいとされるノウハウ」があること。
それを学んでいる時点で、「正しい問題解決方法」は基本的に皆同じになりがちなのです。
だから「正しいこと」を知っている、あるいは書けるだけでは、「同じような本」しか書けないのですね。
言い換えれば、正しいノウハウを用いて、仕事で"演繹"しているだけでは、
場合によっては「後追いのパクリな著者」「その他大勢の著者」になってしまう可能性が大でしょう。
そうならない為にも、「あなたならではの独自の要素」が必要です。
業界の権威あるノウハウよりも、「あなた独自の経験、感情、思考」の方が大切なのです。
このことに確信が持てれば、あなたの著者としてのアウトプットは大きく変わってくるでしょう。
いかがでしょうか?
「正しいこと」を知っているだけで満足せず、「あなたならではのプラスアルファ」が必要と知っておくこと。
それが商業出版での、あなの著者としての価値を大きく高めてくれます。
ご参考になれば幸いです。