通る企画に共通するシンプルな"あるポイント"とは?
2013/07/02
こんにちは、樺木宏です。
さて、出版企画らしい出版企画といいますか、
「あ、これは可能性があるかも」と思われる企画には共通点があります。
それは何か?
ズバリ、それは"問題提起"です。
問題提起とは、多くの人が悩んでいるのに、解決していない問題を指摘する事。
この"問題"こそが、売れるかどうかの生命線です。
というのも、本を買ってくれる人の「数と質」がここで決まるからです。
本は読者が買ってくれて初めて成り立つもの。
多くの人が悩んでおり(=数)、深刻に悩んでいる)(=質)なら、その企画は売れる可能性が高いのです。
例えば、英語の出版企画。
ただ"TOEICの点数が上がる本"としてもなかなか企画は通りません。
ここで問題提起。
"TOEICの本は売れているが、○○という問題は解決されておらず、悩んでいる人が多い"
とすればどうでしょうか。
この1文だけで、読者のニーズが明確に判断できますね。
その問題提起が今までにない独自のものであれば、類書との差別化も同時に出来てしまいます。
つい自分の書きたい事だけを書いてしまいがちですが、
自分がどうかではなく「どんな問題があるか、その問題はどれくらい多くの人がどれだけ深刻に悩んでいるか」
に焦点をあてましょう。
グッと通る出版企画に近づきますよ。