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企画で最初に差がつく"ある考え方"とは?

2013/08/06

こんにちは、樺木宏です。

多くの人が最初に出版企画を考えるとき、

・自分に何が書けるか

に焦点を当ててしまいます。

もちろんこれも大事な事ではあるのですが、それだけだと片手落ちです。


なぜなら、

それを求めている読者が多くいなければ、売れない

からです。

いくら有意義な内容でも、それを「お金を出してでも読みたい」という人がいなければ始まりません。

もしこの視点が弱いまま、企画を考えはじめてしまうと、いくら一生懸命考えても、

「売れる」企画にはなりません。

そして残念ながら、売れないと思われてしまえば、その企画が通る事はありません。


ではどうするか?ということですが、

「自分が書きたいと思う事と、多くの読者が求めていることの接点を探す」

ということになります。

書いてしまうと簡単なのですが、実際に自分の事としてこれをやろうとすると、

いろいろ難しいものです。

というのは、そこに「感情」が入ってくるからです。

頭では分かっているが、心が納得しない、というヤツですね。

自分のこだわりといったん距離をおき、自分の事だけでなく、読者の事を考える。

この心構えの有無で、その後の出版ノウハウを取り入れてどんどん企画が良くなる人と、

そうでない人の差が出てきます。

私は商業出版で著者デビューできるかどうかの分かれ目が、ここにあると考えています。


まとめです。

自分が書きたいと思う事と、多くの読者が求めていることの接点を探しましょう。

いったん「自分」を脇に置いておけるかが、その後の展開を左右します。

 

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