一生懸命なのに出版が決まらない人、そこそこの努力で決まる人
2014/05/09
こんにちは、樺木宏です。
何冊も企画が通り、堂々たる著者のポジションを獲得する人がいます。
その一方で、最初の1冊に苦労し続ける人がいます。
どうして明暗が分かれてしまうのでしょうか?
実は、元々持っている著者としてのポテンシャルよりも、
"ブラッシュアップへの姿勢"の違いが大きいです。
企画をより良くしていくために欠かせないのがブラッシュアップですが、
ここが上手く行く人と、詰まってしまう人に別れるのです。
結論から言えば、
「上手く行く人は、自分のアイデアを手放す」
という事です。
逆にうまく行かない人は、
「自分の最初のアイデアに一生懸命こだわる」
のです。
なぜここが明暗を分けるかというと、
商業出版は「売れなければ出せない」ものだからです。
自分の書きたいことと、読者の読みたい事は違います。
だから自分のアイデアにしがみついてしまうと、残念ながら商業出版では、壁に突き当たってしまうのです。
また"最初のアイデアには似たような本がある"ことも多いです。
そうなると、いくら有益な内容でも、後から同じような本を出すのは困難です。
柔軟に差別化を考えて、方向転換したほうが近道です。
いかがでしょうか?
ブラッシュアップは自説にこだわり守りに入るのではなく、柔軟に攻めたいですね。
採用確度を増すための、ご参考になればと思います。