居酒屋で企画を通す方法
2017/01/18
こんにちは、樺木宏です。
今日の記事は「居酒屋で企画を通す」方法。
こういうと、「アルコールの力を借りる!?」とか「すごくラクができる方法なのか?」
と思う人がいるかも知れませんが、そういうことではありません(笑)
あくまで、まっとうで、再現性のある方法です。
実際、最近私が出した著書も、そうやって決まりました。
という本なのですが、「おわりに」の中に、
「この本は居酒屋で編集者と飲んでいて決まりました」
としっかり書いてしまっています(笑)
さて、ではどうやれば、居酒屋で企画を通すことができるのか?
結論からいえば、
「無駄を極限までそぎ落として、売れることを伝える」
ことです。
この「無駄をそぎ落とす」ことが大切です。
というのも、企画が通るには、編集会議だけでなく、販売部を交えた会議や、役員決裁もあります。
あまり余計な情報が多いと、相手の編集者はその場で覚えきれません。
アルコールも入っていますから、よくある酒の席だけの話、になってしまうでしょう。
そうならない為にも、とにかく削る。
「誰に向けて、なにを伝える本なのか」がエッセンスです。
それ以外の情報は、カットしてしまう思いきりが大切です。
もちろん、ただ無駄を省いただけでは不十分。
「売れる」と思ってもらうことが不可欠です。
そのためには、
1)その本のテーマが今話題になっていたり、売れていること
2)そのテーマについて、あなたが書くべき理由があること
3)似たような本とは違う「ひとひねり」がしてあること
の3つが大切。
正直、これらをクリアした企画をその場で思いつくのは、なかなか難しいもの。
でも、落胆する必要はありません。
・日頃から、そうやって考える習慣をつけておく
・話の流れで、一緒に考えてもらう
ことができれば、「ひらめいた!」ということもありますし、
自分では気づかなくても相手が「それ、面白いですね!」と言ってくれることもあるのです。
私の先の本は、まさにこの後者のパターンでした。
いかがでしょうか?
無駄を省き、不可欠な3つの要素について考える習慣をつける。
そして自分の力だけでなく、他力も借りる。
こうしたスタンスで取り組めば、文字通り「居酒屋で企画が通る」のですね。
あなたの次の出版が実現するための、ご参考になれば幸いです。