アイデアは出るけど企画が通らない、に効くクスリ
2020/01/23
こんにちは、保護ねこ9匹と暮らす出版コンサルタントの、樺木宏です。
多くの著者さんや、著者を目指す方々と本の話をしていると、
「とてもアイデア豊富な人だな」
と感じることがあります。
アイデアのエッセンスとも言える、「組み合わせ」の能力が高い人、
またそれを理論として体系化できるスキルをお持ちの人、
こうした著者向きの能力を持つ方がいるのですね。
しかしお話を聞いてみると、
「なかなか企画が通らない」
ということに悩んでいたりします。
なぜアイデア力があるのに、企画が通らないのか?
それは、
「組み合わせの選択肢が多くない」
ことが原因です。
アイデア力は高いので、ユニークな組み合わせは出てきます。
しかし、それを構成するネタが少ないこと問題です。
選択肢が少ないと、旬を過ぎていて売れそうになかったり、
ニッチ過ぎて読者数が見込めなかったり。
こういうネタを使わざるを得なくなります。
当然、生まれるアイデアも売れにくいものになってしまいます。
せっかくのアイデア力も、その力を発揮できないのです。
そこで大事になってくるのが、
「組み合わせの幅を広げること」です。
組み合わせの選択肢が多ければ、ユニークなだけでなく、今の時代にあった組み合わせがつくれます。
そして、世の中がより関心を持てる組み合わせを作れます。
そうすれば当然出版企画も通り、売れる本が作れます。
もちろん、あなた自身の書きたいこと、興味関心も大切です。
ただそこを押さえつつ、組み合わせの幅を広げることは可能。
「インプットに幅を持たせる」ことです。
ご自身の興味関心を掘り下げる「縦軸」と、
興味を隣接分野に水平展開する「横軸」。
このような考え方のもと、特に「横軸」の方を意識しつつインプットの幅を広げていくこと。
そうすれば中長期的に、あなたの著者としての可能性がさらに広がることでしょう。
アイデア力も、日頃の関心やネタ次第。
ご参考になれば幸いです。