あれも書きたい、これも書きたい!と思ったら読むコツ
2020/07/02
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタントの樺木宏です。
さて、本を書こうとすると、
「あれも書きたい、これも書きたい」
と思うのが人情ですね。
伝える範囲が広くなりすぎたり、目次がすごく増えてしまったり、
ということもよくあります。
そういう場合は、
「引き算」
をしなければいけません。
というのも、文章量が多すぎると、
「肝心の伝えたいが埋もれてしまう」からです。
せっかくあなたならではの独自のノウハウや、
分かりやすく伝える工夫が書かれているのに、
埋もれてしまって伝わらないのでは、元も子もありませんね。
また、ありがちなのは、
抽象的な「考え方」を書くのに多くのスペースをとってしまい、
具体的な「方法」が埋もれてしまうか、そもそもあまり書かれない、
という落とし穴。
そうなってしまうとその本は、
意識の高い少数の人には好まれますが、
大多数の普通の人には、
「自分には役に立たなそう」
という印象を与えることになってしまいます。
それでは本は売れませんし、企画が通る可能性も低くなってしまうでしょう。
今売れている本を書店で見ると、
上記とは逆に、具体的なところに焦点を絞った本が多いことも、
実感として分かると思います。
そういう意味で、
たとえ分かり切った内容ばかりの本だとしても、
書店で売れている本を手に取る、あるいは実際に読んで見ることは、
著者にとって、感覚をアップデートしてくれるので、大切ですね。
あれも書きたい、これも書きたい!と思ったら、
立ち止まって「引き算」が正解。
ご参考になれば幸いです。