あなたのプロフィールは"英雄の旅"です
2021/03/18
こんにちは、保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
あなたの著者プロフィールは、どんなものでしょうか?
最終学歴や社歴、業務の経験年数、成し遂げた実績...
そうしたものが並んでいる人も、多いと思います。
もちろん、そうしたものは社会的証明ですので、
出版するにふさわしい人として「信用」を得る上では効果的。
でも、そこから一歩進んで、
「共感」や「好意」を得ようと思ったら、
それだけでは不十分。
なぜなら、読者はあなたを「すごい人だな」とは思っても、
「でも自分には同じことをするのは無理だろう」とか、
「上から目線でお説教されたらイヤだな」など、
警戒してしまうものだからです。
では、どうすればいいのか?
そこで活かしたいのが、
「英雄の旅」という考え方です。
アメリカの神話学者ジョセフ・キャンベルによれば、あらゆる成功物語の原形は1つしかない、とされています。
それは、
「旅立ち」→「試練(そして成長)」→「帰還」
という一連の流れです。
ギリシャ神話からハリウッド映画まで、あらゆるビジネス書や成功の物語もすべて、
この「英雄の旅」にに当てはまるとされています。
つまり、人間の脳は、この流れに強く反応するようにできてる、ということなのです。
それを、あなたが活かさない手はありませんね。
プロフィールの中で、
「旅立ち」→「試練(そして成長)」→「帰還」
という一連の流れをつくっていきましょう。
特に気をつけたいのは、「試練」の部分。
ここはいわゆるネガティブエピソードになってきますから、
むしろ隠したい人が多くなってくるためです。
ましてはそれを本に書くとなれば、
さらけ出すことを「恥」と考え、感情的に反発する人もいるでしょう。
しかしここが、
単なるすごい人と思われるか、
「共感」や「好意」をともなって尊敬される人になるかの、大きな境目。
商業出版で本を出している著者、本を出したい著者候補ともなれば、
「英雄の旅」のノウハウをすでに活用しているライバルは多いからです。
逆に、むしろ使わないと不利、とすら言えるのですね。
ぜひ赤裸々に、あなたのポテンシャルを余すところ無く、伝えていきましょう。
商業出版であなたの価値を最大限に伝える著者プロフィールの、
ご参考になれば幸いです。