アイデアの出し方は、人それぞれ
2022/02/17
こんにちは。
保護ねこ8匹と暮らす出版コンサルタント、樺木宏です。
本、特に商業出版というものは、有益な情報が書かれていることが多いメディアですね。
著者だけでなく、出版業界側のプロが何人も関わっていますし、
そのノウハウを駆使して、より良い本にしようと努力します。
お手軽に情報発信できる今の時代、このようなメディアは少ないものです。
ただそれだけに、
「本に書かれた内容は、無条件に正しいのでは」
と感じてしまいがちなのも事実です。
活字が印字されて製本され、それが書店に並んでいると、
なにやら必要以上に権威も感じてしまい、
「すごいものだ=正しいことだ」
と思ってしまいがちなのですね。
でも結論からいえば、この感じ方は正しくはありません。
本の内容が正しくないのではありません。
そうではなく、
「受け取る人次第で、正解は違う」
ということなのです。
たとえば、アイデア。
ある人にピッタリ合う方法だからといって、
それがあなたにもピッタリだという保証はありません。
人それぞれに気質も違いますし、
心地よいと感じる刺激も全く違うでしょう。
これまでの経験も違い、成功体験も違いますから、
アウトプットのスタイルだって違うはずです。
そうした違いを踏まえることなく書かれた本が、
あなたにピッタリとあう可能性が、高いはずはないのですね。
また考えてみれば、ほとんどの場合、著者は1人です。
言い換えれば、
「たった1人の成功体験に過ぎない」
ということでもあります。
そこに有益な内容が書かれているとしても、
環境や時期が違えば、どうしてもアレンジは必要になってきます。
そうした微調整が出来る人は実際に結果を出すことが出来ますが、
まるごとコピーするだけでは、うまく行かないケースの方が多いでしょう。
このように、本当に結果を出そうと思ったら、
「人それぞれ」
であることを、踏まえることが大切なのですね。
それは、商業出版で本を出す場合でもそうですし、
読者としても同じ。
もちろん、アイデアを考えるときでも大切なことです。
ぜひ鵜呑みにすることなく、
あならならではのアレンジを加えて、
自己流でアウトプット&インプットしていきましょう。
ご参考になれば幸いです。