何を書くか、あっさり決まったら危ない!?
2013/06/06
こんにちは、樺木宏です。
本を書きたいと思った時にはじめにすることは、
「何を書くか?」
を決めることですね。
あたり前のことなのですが、実はここが結構むずかしいのです。
なぜかといえば、
「人は自分のことが分かりずらい生き物」だからです。
以前読んだ本によると、才能の定義とは、
「無意識に繰り返し高いパフォーマンスを発揮できること」
なのだとか。
すでに定義からして"無意識"というキーワードが入っていることから、
もともと自覚しにくい種類のものなのですね。
例えば以前、こんなことがありました。
その人は、かつてマンガ家として15年、看護師として介護にかかわること15年、
という2つの領域ですごい実績を持ったプロフェッショナル。
でも最初に書こうとしていた企画は、そのどちらとも全く関係のないものでした。
それではいくら提案しても企画は通らない、と思った私は、その企画を諦めてもらうことから支援をスタート。
その上で「マンガ×介護」というテーマで企画をつくったいったところ、
1年で3冊もの商業出版が決まりました。
この例からも分かりますが、自分の強みとは本当に気づきにくいので、
「何を書くか?」
を決めることは、実は難しいのですね。
もしここをあまり考えずに決めているとしたら、すでに
「企画が通らない落とし穴」
に落ちかけているかもしれません。
ちょっと立ち止まって、チェックしてみて下さいね。
そのことが、著者デビューの期間を、グッと短縮するでしょう。